7.コロンボのシリーズも作品数が多いのでその出来もピンキリですが、本作はダメな方だと思います。
ジョン・カサヴェテスの醸し出す雰囲気はコロンボの犯人役として悪くなかったですが、
後半までは雑談のようなやりとりが多く、警部と犯人との心理戦、攻防が弱すぎる。
登場人物の人物像として鑑賞後、犯人よりその奥さんの方が印象に残るというのも珍しい作品かもしれません。
本作が警部の愛犬の初登場のようで、後の作品でもこの愛犬とセットで登場する獣医さんもシリーズ初登場ですか。
公園の池で溺れかけていた犬を助けて飼い始めたというのも、なんか警部らしくていいんじゃないでしょうか。