5.《ネタバレ》 冒頭で雇い主が殺される場面で、その名前に聞き覚えあり。あれ?と思って調べてみると、以前に見たことのある「トゥルー・グリット」と同じだった。リメイク版の「トゥルー・グリット」を先に観て、このオリジナルを後から観る結果になった。
チェイニーが少女に腹を撃たれたのにかすり傷程度に元気に動いてるなど、細かいところでツッコミどころは幾つもあるが、メインのキャラクターはユニークだし、ストーリーも飽きさせない。
「トゥルー・グリット」での違いは、蛇に噛まれた少女は片腕を失っているし、ラストも四半世紀後に少女が再会を期して訪ねたときにはコグバーンは亡くなっていて、リアルでペーソスを感じるものになっている。
それ以外でも、オリジナルの少し不自然な箇所がより自然でリアルなものに改善されている。
ただ、リメイクは少女の可愛げのなさもリアルすぎて魅力を感じなかったので、その点はオリジナルのほうがまだマシだった。