2.《ネタバレ》 そもそも「スクリーミングスカル」なるものは欧米の怪奇伝説にある定番物のようですね。本作はそれを題材にしたサスペンスミステリーといった趣です。
1958年という製作年からすれば当時モノとしてもかなりチープな特撮だったり骸骨モデルだったりですし、最初っから鼻持ちならないイヤな奴っぽいエリックが怪しいと思わざるを得ない意外性なしのストーリーだったりと、特筆すべき点には欠けるかなというのが正直な感想です。
ただ、いきなり登場の懐かしいガルウィングのメルセデス300SL?とか、地味目の雰囲気のヒロインが矢鱈胸を強調していたり生着替えの下着姿になったりボディラインがスケスケのネグリジェ姿だったりというお色気担当だったりとか、大げさ目のオーケストラBGMに絶叫型悲鳴が鳴り響いたりとか、モノクロ作品(にしては製作年が新しめ?)を通じて当時を懐かしむにはまぁまぁ良かったりもする1本でした。
ちなみに、オープニングの「恐すぎて死んでしまったら葬儀費用は負担します」みたいなカットは珍品かも。他にあまり記憶にない演出でした。ホントに死んじゃったらホントに負担したのかな?(そんなに怖くはないのを自覚していたのか?)