7.《ネタバレ》 最後のオチは途中で読めてしまうので、少し感動は減るのだけれども。
でもお母さん時代の悲恋話はよかったなぁと思います。
どこの国にも、「ただ好きなだけなのに結ばれることが出来ない男女」というのは存在したんですね。
それがとても悲しく切ない。
男女二人が惹かれ合って付き合う、ただそれだけのことが出来なかった時代。
日本だけでなく、韓国にもそして世界中どこの国でもあったことなんだろうと思います。
あの二人が守りたかったのは、ただ「あなたが好き」という感情だけなのに、時代が、環境が、周りが、運命がそれを許さず、二人は別れざるを得なかった、というところがとてつもなく切ないと思いました。
それぞれ別々の人と結婚をし、こどもを授かり、そのこどもたちが現代で出逢って共に惹かれあい、結ばれる。
親子2代に渡っての運命的な恋。
結ばれることが許されなかった親同士の分まで、あの2人には幸せになって欲しいと思いました。