5.《ネタバレ》 この内容で2時間。果たしてこの尺が必要だったのかどうか・・・。
当時の女子高生の日常を、ただダラダラと見せられるシーンがかなり多いです。
だけど、懐かしさを感じる街や学校や家の雰囲気に惹かれて、結局最後までダラダラと見てしまいます。
でも最後まで見ても、特に面白いシーンも無ければ、感動するポイントもない。
演出や演技は、『台本どおり』というイメージが強く、リアルさを感じない。
特に、アン君が出てくるシーンは、カタコトのせいもありますが、まるで中学生の舞台劇みたいな空気になります。
ジャンル分けするなら、『恋愛』であり『ドラマ』になるのでしょう。
その『恋愛』に関しては、アン君がどうしてそこまで郁子に惹かれたのか、その部分がほとんど描かれないので、説得力はないし共感も生まれません。アン君が郁子に会いに来たときは、あまりにも唐突で違和感しか感じません。
そして『ドラマ』としては、とにかく薄い。
この映画には、これといった『ウリ』がないです。
ひたすら雰囲気押しの2時間。微妙です。