13.《ネタバレ》 うーーーん。。。
フランス人ってなんなんでしょう?
昔のモノクロ映画でいい雰囲気なので期待したんですが、登場人物の突拍子もない行動の数々に閉口しましたねぇ。
浮気相手である恋人に亭主の殺害を依頼する→まぁわかる、ってか動機ぐらいはしっかりしてないと。
白昼堂々ベランダをよじ登って亭主を殺しに→おいおい目撃者だらけじゃないの?
殺し終わって帰ろうとしたところロープを仕舞い忘れたことに気がつく→それ忘れるかね?ってかそのロープに気づくってことは登ってるとき見られるって思わんかね?
ロープを片付けに行くのに気が気じゃなくってクルマをかっさらわれる→まー状況が状況だからありえる?ってかバカップル、フツー乗ってっちゃいます???
乗り逃げしたバカップル、ドイツ人観光客夫婦にカマを掘る→盗んだクルマで故意に事故を起こしたのに、掘られたおっさん、何故か『一緒に飲もうぜ!!』???
バカップル、今度はドイツ人夫婦のクルマをパクろうとするも、うっかり人殺し→『いやーそんなこともあろうかとローギヤを隠しといたのさ』って信用してないじゃん、おっさん。
バカップル、もう逃げられない、心中しましょう!→全然死んでない。
夫人を追い詰めた切り札としてのカメラの写真→それ…誰が撮ったの???てかその写真が語るように不倫関係は成立しても殺人とはならないんじゃ?不倫関係を知った亭主が悲観して自殺のほうが自然なんじゃないの?
と、まぁ気になるところがありすぎでした。
死刑台のエレベーターってゆーわりには誰が死刑台なんだかよくわかりませんし、そもそもエレベーターに閉じ込められたのは『自分のうかがい知らないところで殺人者になっちゃった』ってことが言いたいだけなのか。。。
55年も前の作品にいろいろケチつけましたが、それも時代背景なのか国民性なのかなどなど考えると、それはそれで映画って楽しいなぁなんて思ったりしちゃうのでした。
少なくともモノクロだからって現代のヤリスギ映像に劣るところなんて一切ないことだけは確信できました。