1.原作の小説は未読です。秘かにファンの(笑)坂口くん初主演映画、とゆう事で観に行ってきたのですが、、、ファンだからこそ云ってしまいます。坂口くんの演技力ではこの役柄はハードルが高すぎだった気がしました。喋れない役だからこそ、表現力にかかってくる。それはオーバーアクションではなくて、滲み出る感情がまだ彼では観ている観客(ま、私なんですけど)伝わってこなかった。これが残念でした。ただ彼のファンとしては、初主演作をプロモーションフィルムみたいな作品でなく、こういった予算も少ない手作り感覚のミニシアター系作品を選んでくれた事には拍手を送りたいです。逆に子供達の伸びやかな演技に救われていた気もします。舞台となった時代背景も、小道具があってこそ「あぁ、昭和中期なんだ」と分かる程度で、もう少し時代を描いて欲しかったと思いました。きっとこの作品はドラマで10話くらいで作った方が、色々と細かいところまで伝わったのではないかなぁ、と。あと、個人的に嬉しかったのは小市慢太郎さんが出演されていた事でした(笑)