5.《ネタバレ》 シリーズ31作目。マドンナが都はるみ。チラッと出てくる細川たかし。ターゲットの若年化は諦めたのかな?ってくらい、中高年が喜びそうなゲスト回です。
前回のジュリー回がそれなりに手応えがあったのか、今回はもっと思い切りよく、マドンナの職業が人気演歌歌手。ヒット曲もそのまんま。名前がまんま京はるみ。歌の時間も長いです。更にお話がよくある『ローマの休日』ベースのお手軽脚本なのも含め、あまり力が入ってない回に思えます。こういうのも、たま~になら良いでしょうけどね。
でも見方を変えると、都はるみのプライベートビデオの風合いがあります。中高生に人気のアイドルだったら解るけど、中高年に人気の演歌歌手だと、こういうの無かった時代だったと思うなぁ。
ニッセイのおばちゃん!あの歌と共に自転車乗ってたなぁって記憶があったけど、本作でも自転車乗ってて嬉しかったわ。
プライベートコンサートで盛り上がるとらやメンバーと、一人2階で失恋を噛みしめる寅が切ない。
3枚のリサイタルチケット。なんで3枚?しかも寅とさくら夫婦でとご指名付き。とらや一家全員呼べば…なんて思う部分もあるけれど。はるみはステージのあと、自分を含めた4人での宴席でも考えていたのかもしれない。歌手とファンの関係じゃない、プライベートな席。
ステージで寅との思い出を語った後に歌ったのは、楽しい思い出『佐渡おけさ』ではなく、失恋の旅路の唄『おんなの海峡』。