3.《ネタバレ》 基本はC級ホラー。
しかし独特のエロスが面白い。
ある人形作家が作った美しすぎる美女人形。
その美女人形を手にした男はやがて発狂し死す。
人形愛と人形エロスをモチーフにしたこの作品は
生身の女性よりもセクシー・フィギュアが好きな男性は必見。
ダッチワイフとかラブドールのファンの男性はマジ必見な作品である。
球体人形好きにも見てほしい。
ラブドールのエロスが男を魅了してゆく様をまるで「呪い」のように描く。
解釈が変かもしれないけど、この作品は「リング」の影響も感じる。
リングの「呪いのビデオ」はこの作品では「呪いのダッチワイフ」となり、
ダッチワイフの持ち主になった男性(ときに女性)を発狂死させる。
ちょっとアートな感覚と、ちょっとシュールな音楽が何とも言えない。
断片的に回想が入るので話の流れもちょっとだけシュールな感じ。
人形愛独特のエロスがけっこう的確かもしれない。
人形愛=ネクロフィリアという感じがする。
(子供のころ家族でよくファミリー映画とならんで怪談映画を見た。
そんなあるとき父親が家族全員で見るようにこのビデオ借りてきた。
パッケージが怪談ビデオみたいだったからだろうか?
マジで引いた)