10.おっ黒澤明だ!ウォルター・ヒルだ!んでもって当時人気絶頂のブルース・ウィリス 主演!! と期待していったら、共倒れだった印象。主人公が用心棒に比べるとなんかせこい。 【いそろく】さん [映画館(字幕)] 5点(2018-04-02 20:19:46) |
9.《ネタバレ》 主人公が何の目的で戦っているのかがよくわからないし、悪党のワルぶりも足りていません。さらにはキャラクターの戦力描写も不適切であり、銃を持たせた時の主人公が最強すぎて、彼が二つの組織の間をコソコソと動き回ることが無意味に感じられてしまいます。実際、クライマックスではたった一人でヤクザの拠点に殴り込んで、全員を射殺してしまうわけだし。だったら最初からそうしろよと思ったのは私だけではないはず。そもそものミスとして、謎の男であるはずの主人公に映画のナレーションをさせてはいけないでしょう。彼は、どこで何をしてきたのか分からない、何を考えているのかも分からない男でないといけないのに、ナレーションでその心境がご丁寧に説明されてしまうのでは、ダークヒーローに必要な神秘性というものが失われてしまいます。。。 ウォルター・ヒルは黒澤明やセルジオ・レオーネに対して敬意を払いすぎるあまり、本作では完全に調子を狂わせてしまったようです。オリジナルにあった要素を自作にも反映させようとしたために、作品全体のバランスが崩れてしまったのです。彼はオリジナル脚本でこそ光るタイプのクリエイターであり、他人のふんどしで相撲をとることは出来なかったようです。とはいえすべてがダメというわけではなく、ヤクザの女が耳を削がれたり、主人公が半殺しのリンチを受けたりする中盤のバイオレンスはなかなかショッキングだったし、そこからペースを上げてクライマックスへと突入していくテンポの作り方も良く、バイオレンスの巨匠の面目はある程度保たれています。また、『フェイス/オフ』が世に出る前年において、二丁拳銃によるアクションをかなりの完成度で披露した辺りのセンスの良さも評価すべきであり、本作は決してダメな映画ではありません。。 ただし、この映画で6,700万ドルは使いすぎですが。同年公開の『インデペンデンス・デイ』『ザ・ロック』の製作費が7,500万ドル、『セブン』に至っては3,300万ドルで作られている中で、狭い舞台で登場人物の数も限られている本作の製作費の割高感は突出しています。どこに大金が使われたのかを推測しながら本作を見れば、意外と楽しめるかもしれません。 【ザ・チャンバラ】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-06-25 01:34:54) |
8.《ネタバレ》 元ネタの「用心棒」は好きだし、この雰囲気も嫌いじゃない。でも、なぁんか「面白かった!」と思えないのはなぜだろう? 徹底してハードボイルドをやろうとしているのは分かるんだが、その気負いが逆にぎこちなさになってしまってる。黒澤-三船の飄々とした趣は無く、みんなナンか力んでるんだよなぁ。どなたかが、ウォーケン一人ノリが悪いと書かれてるけど、私は逆だと思う。ウィリスをはじめ、みんなが力み返ってる中で、ウォーケン一人が良い意味で力を抜いた芝居を楽しんでるように思えた。ただ、ウィリスの場合、ハードボイルドアクションの多い彼のキャリアから考えると、やっぱりこの芝居は不自然なわけで、となるとウォルター・ヒルの演出なのか? ま、ナンにせよ、あと一歩って感じで非常に残念な映画。 【TERRA】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2007-06-06 21:50:31) |
7.《ネタバレ》 ウォルター・ヒル監督。好きなんですけどねぇ。最近は全然ダメですね。ウォーケンの死に方もあっけないもんだったしな~。頭に残ったのはウィリスの持つガヴァメントのナイスな動きのみでした。ウェスタンでガヴァが使われるのって珍しいですよね?僕は「ワイルドバンチ」ぐらいしか思い出せません。他にもあるのかなぁ? 【和魂洋才】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-04-17 17:36:58) |
6.「用心棒」は未見です。でもいろいろ言いたいことがたくさんある作品です。あのね、演じている役者だけがノリノリで面白がってやっている、一方通行って感じ。ウォーケンだけノってないみたいね。禁酒法時代のギャングの抗争を埃っぽいテキサスに持ってきたわけだけど、これどうなんでしょう。三つ揃いを着たギャングには、冬の都会の暖房の蒸気と濡れた歩道という背景があったほうがやっぱりいいなあ。そしてブルース・ウィリスなんですが、いい人なのかマヌケなのかセコイやつなのか、何だったんでしょ。ハードボイルドに決めようと、必死で眉間にシワをよせているブルース、それがなぜかだんだん可笑しく、可愛らしく思えてきた。いくら眉間にシワ寄せても、隠しきれないやんちゃ坊主みたいな愛嬌があるのね。これはコメディだったのかもしれないという結論に達して見終わった次第です。でもブルース・ウィリス、クリストファー・ウォーケン以外の役者が地味すぎ!せめて酒場の経営者はもっと個性的な俳優にするべきだ。ブルースの一瞬きわどかったすっぽんぽんにプラス1、いや2点あげちゃお。 【envy】さん 5点(2004-09-13 09:34:24) |
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5.絶えず、渋く眉間に皺寄せてるブルースウィルスといい、舞い立つ砂埃といい、痛いバイオレンスシーンといい、オリジナルに敬意を抱いてるのはわかれるし、ちゃんと撮ってるし、頑張ってるんだけどな・・・・。どなかたも指摘されたように、モロにハードボイルドを意図した演出が仇になってると思う。オリジナルは、結果として完璧なハードボイルドになってるが、こっちはハナからそれを意図してるところが大人と子供の差がある。残念な作品。ライクーダーの音楽は良かった。 【ひろみつ】さん 5点(2004-06-13 11:19:03) |
4.ブルース・ウィリスの主演って、「ジャッカル」にしても本作にしても、リメークものっってダメですね。黒澤の「用心棒」のリメーク数ある中で、本作は、私の中では、ヴァンダムのと同レベルの評価ですね。やたらにハードボイルドを意識している演出が、逆効果だった気がします。 【オオカミ】さん 5点(2004-05-16 20:47:34) |
3.『用心棒』の主役というのは非常に複雑なキャラクターで、演じるのはかなり難しいと思う。ブルース・ウィリスは・・・力不足といった感じか。「実はものすごく強い」という設定に対し「強いかもしれん」と思わせるはったりの部分が希薄。体格を問わないぶん、刀よりも銃の方が「強さ」に色がつけられると思う。その意味で新しい用心棒像が作れるかもしれなかったのだが、古参ウォルター・ヒルだったのが逆に災いした。 【ひかりごけ】さん 5点(2002-11-27 04:28:16) |
2. 「用心棒」のラストでは酒屋の親父さんが三十朗に包丁渡して仲代達也を倒してたけど、これはそれが生かされてない。 「用心棒」のリメイクとしてやんなきゃ面白かったのに。 【田中さん】さん 5点(2002-11-04 11:05:17) |
1.撃ち合うことに重点を置いてる。「用心棒」のリメイクなんでストーリーはばればれなんだが、ウォルター・ヒルの作品としては良かったんじゃないだろうか? ただ「荒野の用心棒」を見ている者としては3本目と言う印象が強く、あっと驚くアイデアも無かった所為か、ありきたりの映画に思えてしまった。 【イマジン】さん 5点(2001-02-05 12:11:39) |