1.おもいっきり陳腐な青春ドラマ。1970年代にテレビ放映された青春物から借りてきたようなシーンばっかり。陳腐なストーリー展開自体はけっして悪いとは思いませんが、脚本が悪いのか演出がまずいのか、とにかくテンポが悪すぎ。見ていてぜんぜん波に乗れないまま終わってしまいました。せっかくサーフィン協会が監修しているのにサーフィンの映像がいまいち。竹中直人の役柄にもいい加減うんざりだったのですが、後半はなかなか良かったのでこれはプラマイ・ゼロ、というか最初の悪のり部分をどうにかして欲しかった。主演の三浦春馬をはじめ若い出演者たちはおおむね好感が持てましたが、映画と言うよりはお手軽テレビドラマといった感じで、あえて映画館で見るほどの物ではないですね。