11.《ネタバレ》 良くも悪くも変わらないウォン・カーウァイ節炸裂。こういう中二病的なキャラ付けや台詞回しはデフォルメ寄りのアジア系だからこそ合うのであって、リアル寄りの欧米人ではミスマッチ。でも、どこかで生々しい感触があって、どこかで間違ってはいない。ノラ・ジョーンズは主役というより聞き手役というイメージで、行く先々で彼女と織りなすどこか影のある登場人物たちが際立つ。自分という存在と立ち位置を客観的に再確認し、自分の帰る場所を見つけたラスト。平凡だが、このキスシーンのために撮られたとしても、監督の感性の凄さには唸らざるを得ない。 |
10.《ネタバレ》 しつこいまでの180度ライン越え(齟齬の表現)が明確なアクセントになっている「こだわり」感が、ハッピーエンドまでの時間を構成する。 【ひと3】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-05-30 23:14:54) |
9.軽いようで重く、重いようで軽いなんちゃってロードムービー。ノラ・ジョーンズといえばグラミー賞のイメージしかなかったけど役者としてもよさげでした。 【すたーちゃいるど】さん [地上波(字幕)] 5点(2011-10-20 17:39:57) |
8.ウォン・カーウァイのブレる映像大好きです。 ノラ・ジョーンズの雰囲気も良。 でも私にとってはそれだけの作品でした。 【棘棘棘棘棘棘棘】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-01-23 19:37:43) |
7.《ネタバレ》 失恋の痛手から新しい恋に踏み出す決心の着かない女性が、300日の傷心旅行を経て、やっと心の整理がつきました、ということらしい。その旅先で出会った人たちには、複雑な関係にあった人を亡くすという共通項があり、一様に悲しんでいた。その哀しい姿に同情しているうちに自分には帰る場所がある有難さを覚った、ということなのかな…。でもこりゃ、分かりにくい映画ですね。思わせぶりな面倒くさいラブロマンスかと思ってぼーっと観ていたら予想外に人が死んだりして、ストーリーを見失った印象だった。後味が悪くて見直したんだけど、結果として私の中では一回転して、元の思わせぶりで面倒くさいラブロマンスへ戻った感じです。MTV系をほとんど見ない私にとって、動いているノラ・ジョーンズはたぶん初めて。特に美人って訳でもなく、演技の方は素人と位置づけるなら頑張っていた方だ思う。でもあれ程に歌えるんだから、無理して映画に出ることはないでしょう。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-04-21 05:59:22) |
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6.ノラ・ジョーンズのアルバムを買って聴きまくっていた時期に映画出演のニュースを知りました。わざわざレイトショーを見に行ったのですが、あれじゃあちょっと…という感じです。周りのスターたちががんばってノラを引き立たせようとしているのに、それに応えるには演技力が足りない、という図式が見えました。 【色鉛筆】さん [映画館(字幕)] 5点(2009-04-01 20:15:41) |
5.前半は昔の少女漫画を観ているようで15分でギブアップしそうになったが、ちょっとロードムービー・タッチになってからはなんとか観られた。でも最後まで主題がよく理解出来なかった。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-03-21 01:15:21) |
4.見終わって「だから何?」と思ってしまうほど、内容にまとまりがなく感じた。確かに映像にはきれいなところもあって、いいせりふもあったような気がするんだけれど、思い返してもあまり印象には残っていない。 【HK】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-12-20 22:45:56) |
3.ずっと彼の映像を支えてきたカメラマン、クリストファー・ドイルを切り捨てて、アメリカ人を起用して臨んだ野心作。 しかし、ドイルが抜けた穴は大きすぎて、とてもじゃないが、質を維持できていない。 ドイルちゃんがスネて戻ってこないと、カーウァイちゃん大変なことになるあるヨ!! ドイルなしのカーウァイは、色の落ちたブルーベリーのようだ。 ところで、王さん、この上にウィリアム・チャンまで捨てないだろうな? なんか王さんならやりそうで怖い。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-12-01 00:04:32) |
2.ノラはかわいいけど、話の展開とか、作りが粗い。これなら、同じ値段でノラのアルバム借りればよかったかな。 【●えすかるご●】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-11-14 00:03:05) |
1.《ネタバレ》 映像、特にNYの風景はとてーも綺麗です。「アップルパイはいつも売り切れるけど、ブルーベリーパイはいつも残る。」「でもブルーベリーパイが売れ残る理由なんてない。」あたりの会話は素敵でした。しかし旅に出てからは何か、、いまいち微妙なんですよねぇ・・。正直、キッパリと3篇の短編映画にしたほうが、楽しめたような気がする。ジュード・ロウが画面に出ているところと、他の部分との完成度の違いも感じる。「ジュード・ロウってすごいんですね・・」って思わされてしまった映画でした。これが監督の意図する結果なのか、わからないけど。 【グレース】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-09-12 17:57:58) |