13.《ネタバレ》 小津安二郎を嫌でも思わせる俯瞰的なカット、驚異的なロングテイク、主人公の心情描写を極力排しその演出がラストのピープショウでの会話において意味を成すシーンなどは実に良い。既に言い尽くされている通り各シーンの撮影の上手さ、シネマスコープには目を奪われます。物語としても私も主人公と同じく結構嫉妬深い性格なのでかなり感情移入もしてしまいました。ただ一言だけ言わせてもらうと、とにかく"眠かった"という感想になってしまいます。各シーンに役者のアクションが余りないので仕方が無いとはいえ、取りあえずエンターテイメント性を映画に求める人間としてはやや観ていて辛い映画でした。ライ・クーダのギターも激シブなのですがそれ以上に眠気を誘う音楽にしか聴こえない。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-07-21 23:41:27) (良:1票) |
12.砂漠と都会という二つの対称的な映像が美しい。しかし、BGMが耳障りで辛かった。気だるい。最初は、ルイージが毒キノコを食べたのかと思った。それにしてもこのルイージは自己中過ぎる。弟夫婦がかわいそう。子供もかわいそう。奥さんは、あんまりかわいそうじゃないけど。いまいち好きになれないストーリーだ。 【ぷりんぐるしゅ】さん 5点(2004-03-28 14:42:17) (笑:1票) |
11.《ネタバレ》 早すぎる結婚は良くないよねって事がよくわかるストーリー。男も女も親族もボロボロじゃん。これもアメリカの一側面なのだろう。 映画として評論するに、不思議なシチュエーションで始まり徐々に疑問点が明かされていき、いい感じで進んでいたのだが、終盤にかけて疑問点を全て話す。謎を残さず、結末もほぼハッピーエンドにしたのはあまりにも素人向け。見る側の想像力を信じてくれないのかい。含みを残してくれないのかい。台詞でなく絵作りで語れないのかい。残念。 まとめ: 金髪だらけ 【ほとはら】さん [インターネット(字幕)] 5点(2023-06-22 19:37:53) |
10.色々な解釈が出来る終わりかたなのだが、 子供を育てた夫婦が可哀そうだとは感じたが、 肝心の2人には何も感じない、感情移入出来ない。 ナスターシャ・キンスキーが美人だった。 そんなことしか思い出せない映画だった。 【プエルトガレラ】さん [DVD(字幕)] 5点(2020-10-07 16:42:41) |
9.なんともスローな展開の映画。主役のお兄さんはただの変人。奥さんも戻ったら居なくなってて子供が可哀想過ぎる。まー面白くないことはないんですが後味も良くないです。何故この作品はこんなに評価が高いのかな? 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-06-26 00:49:12) |
8.弟夫婦がかわいそう。8ミリフィルムはなんかよかった。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-09-23 17:34:33) |
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7.前半のトラヴィスの行動理由がまるで分からず、単なるダメ親父にしかみえないのが致命傷。子供を置いていった母親も母親で勝手な生活しているし、こんな状況で家族が再会したって別に何とも思わないです(ラストも思いっきり無責任だな親父)。前半のカラッとした砂漠の風景の素晴らしさ以外は特に印象にも残らない映画でした。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-04-05 12:51:52) |
6.ヴェンダースは好きな監督なんですが、この有名作は案外苦手です。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2007-10-11 08:43:23) |
5.少なからぬ方が指摘されてる様に、観ようによっては、とてつもなく身勝手な男と女にきりきり舞させられた親族の災難の物語とも採れる。本作に登場する誰の立場に立ったとしても、ハリー・ディーン・スタントンの行動は身勝手に映る筈。彼は息子の為でも、逃げた妻の為でも、もちろん弟夫婦の為でもなく、ひたすら自己満足の為、そして「過去」の為にだけ行動してる。この後ろ向きの姿勢がどうにも引っかかって、覗き部屋での会話にも貰い泣き出来ませんでした。それにしても、圧倒的に高評価の並ぶこっちが真のヴィム・ヴェンダースの代表作だったんですね、5点献上。 【sayzin】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-11-15 00:06:30) |
4.(テレビで放映しているのにたまたま遭遇。全面的に書き直します)、、、、、血のつながっているのが親子だ、という考え方は、どの時代、どの地域にでも成り立つ普遍的な原理では決してありません。、、、近代の日本や、ドイツなど、直系家族の形態をとる一部の地域では、血のつながりということにこだわる傾向があるようです。、、、、、ということで、子どもは成長すれば親を離れ、自立する、ということと、血のつながりが親子の普遍的要件ではない、ということを考慮したときに、この物語はどのような意味が残るのだろうか。、、、、、それと男が別れた女の子とを、いじいじと思い続けるというのはよくあるけれど、女が、喧嘩別れした男のことをずっと思い続け、心の中で話し相手とするということは、どれほど一般的なのだろう。、、、というか、ナスターシャ・キンスキーがマジックミラーのところで、涙を流すのが、男の思いこみ的演技指導の結果ではないかと思えて仕方なかった。、、、、、音楽と、夜の風景の映像は綺麗だけど、それだけの映画ではないかと、今日、思ってしまった。 【王の七つの森】さん 5点(2004-09-12 15:04:01) |
3.先に「ベルリン天使の詩」に完敗したにも関わらず性懲りなく次に挑戦したのがこれでした。大丈夫でしたよこれは。映像もいいし、思わず魅せられてしまうシーンもいくつかあります。かなりハイレベルであることはミーハーな私にもわかりました。私はどうも映画に出てくるしょぼくれた中年男というのがけっこう好きみたいだ。私にとってハリー・ディーン・スタントンは腹の立たない、イライラしないダメ男の代表です。けれどこの作品の誰にも共感しないし、心にズシっとくるものもなかったです。あのおっかさん、ちゃんと子どもを守っていけるのかなあ、子どものほうが親に気ぃ使っていかなければいけないような感じね。私もあの子どもらしくない子どもには違和感を覚えました。作り手の都合のいいようにされてしまったのかなあ。あくまでも映画の中のことだから受け入れられるというタイプの話でした。 【envy】さん 5点(2004-08-25 11:51:11) |
2.《ネタバレ》 私自身がダメ人間なので、ダメ人間をありのまま描いていることに文句はないのだけれど、でも作者ヴェンダースってば少しばかり開き直り過ぎじゃないの? 子どもがあまりに哲学的なセリフをポンポンとはくので、ありえなーい、とそこも気にくわんかった。子どもが哲学的でないとはいわんが、いかにも「セリフ」なんだもの。かわいくて達者な子役だっただけに、所詮は作り物だわいな、という感想が後から後から湧いてきて、映画に集中できなかった。映像の美しさ、ライ・クーダーの音楽は、確かにいいんですが。ようやくうち解けだした父親と息子が、道のこちら側と反対側を歩くシーンは、「お、いよいよこの映画もわが好みに近づいてきたか」と思ったが、それ以降はまったく盛り上がらず。夜明けの映像とか「おっ」と思わせるシーンはそこここにあったけど、母親と息子の再会、そして男は去っていく・・という、その展開は、私には何の感慨も浮かばず。あの女との生活が息子に幸せをもたらすとはとても思えないし、男はグダグダの生活に結局戻っていくんじゃん。あの男優のあそこまでの脱力系の演技には、何か見ていてすごく萎える。 【おばちゃん】さん 5点(2004-08-22 02:40:07) |
1.独特の雰囲気がある映画。ナスターシャ・キンスキーだからねぇ。実を言うと見たときは若すぎてあまり理解できない世界でした。 【ぐり】さん 5点(2003-09-24 13:08:52) |