26.《ネタバレ》 本作といい「ダ・ヴィンチ・コード」といい説明すべき事柄が多過ぎる為、こんな事を言っては元も子もないのですが、ダン・ブラウンの小説は映画化には不向きなのだと思います。…という原作の細部と比較するのはやめにしても、サスペンス映画として頂けません。謎解きのための彫刻を何の工夫もなしに義務的に映し出し、ほとんどの場面でけたたましいBGMによる緊張感の水増しをしています。それから私にはヴィットリアを演じた女優さんの魅力の無さはちょっと酷過ぎやしないかと思えてしまいますし(おそらく個人の趣味の問題を越えている)、監督の魅力的に見せようという配慮も欠けており、例えば貴重な文献を躊躇なしにビリっと破いてしまう快活さをもっと活かせなかったのかなと。 そんな中で良かったのはユアン・マクレガーですね。もはや危険な優男が当然になってしまったエドワード・ノートンよりも、純粋な少年ぽさを感じさせるマクレガーの方がより危うく面白いです。彼が初登場する時は、しっかり暗い影がさし、この聡明なカメルレンゴはただの善良な人物ではないことを暗示させています。 【ミスター・グレイ】さん [映画館(字幕)] 5点(2009-05-27 18:24:36) (良:2票) |
25.《ネタバレ》 現場に残された痕跡の記号解釈を手がかりにするのは捜査の王道だろうが、このシリーズはそれが実在する芸術品や宗教建造物などで構成されていて、よくこんな話を組み立てるものだと感心する。原作は文庫で読んだが、扉にある彫刻や礼拝堂の写真を何度も見返しながら読み進めた。で、本作は複雑な話をなんとか2時間強にまとめているが駆け足感は否めず、じっくり見たいところ(主に暗号が隠された彫刻など)の描写もおざなりで、5点くらいの評価です。やや偏差値が高めのサスペンスってところ。余談ですが、原作との比較の話をすると、とんでもなくレベルを落としたアレンジが為されていることに驚きます。本来のテーマは科学と宗教の対立で、反物質の生成過程自体がその二者を融和させる理論になるという、SF好きには堪らない設定を捨てている。中世のローマ・カトリックによる科学の弾圧の歴史にも触れないので、ヴァチカンを破壊するための仕掛けが反物質である必然も無いに等しい。自分は原作をかなり忠実に再現していた「ダ・ヴィンチ・コード」の方が出来が良いと思うのだが、世間の評判が芳しくなかった教訓を活かし、これくらい削る方が映画には相応しいと判断したようです。原作の面白さ自体を削るアレンジに疑問を覚えるが、結果的には正解だったようで複雑な気分。教皇が決まるまで礼拝堂から出られないコンクラーベはルールがまさに「根くらべ」なので、その言葉を聞く度に笑ってしまう。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-06-14 23:25:49) (良:1票) |
24.盛り上がりまくる音楽にあおられるので錯覚しそうになるが、映画としてハラハラドキドキがあるかというと、全然ない。ウンチクの盛り込みとアクションのバランスが難しかったんだろうなあ。原作は読んでないが、要点をかいつまんだように話が運ぶから一瞬ぽんぽんテンポよく進んでるように見えるけど、一本調子で途中からあきてきてしまうんだなあ。 【とと】さん [映画館(字幕)] 5点(2009-05-17 19:37:39) (良:1票) |
23.《ネタバレ》 原作を読み終え映像作品も見たくなったので見ました。短い尺に収めるために、原作からの改編が多くなされています。キャラクターの統廃合も行われています。尺に収めるためにはある程度は致し方なしかなと思いました。5番目の焼き印については、原作で大きなインパクトが得られたものの、映像作品中では他の映像に埋没してしまうことが考えられるので、変更したのはある意味英断だったと思います。安っぽいデザインは拍子抜けながら、原作未読の人が原作を読む楽しみ(驚き)を残したという意味において。ただしアンビグラムは本作の重要なアクセントなので、もっと目立たせる工夫をするのが正攻法だとも思います。実行犯の最後はあまりに意味不明でした。真犯人については人物描写がかなり省かれ、犯行に至る理由の一つも省かれているので、結末がかなり薄味になってしまった印象です。原作既読の人にとっては、歴史遺産類を映像で再確認することができ、答え合わせ的な感覚で、興味深く見られると思いますし、ダイジェストのプロモーションビデオとしては良くできていると思います。一方、原作未読だと、展開が早すぎて、取り残されるような気がします。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 5点(2023-02-17 18:18:20) |
22.《ネタバレ》 前作もアレなので、あまり期待しないで見ましたが、それでも思ったよりおもしろくなくて逆に笑えました。 最初の反物質の製作から既に内容がすっからかんなところがにじみ出ています。 あんなもの何の許可もなく2,3人の技術者だけで作り出せるわけが・・・ 無許可で勝手に作り出してあっという間に強奪されるシーンで あぁ・・・ って思っちゃいました。お咎めもなんもなしかよって突っ込む気にもなりません その上、どこどこで何時に人を殺しますっていう謎掛けテロが発生 見るからに怪しい超善人のマクレガー 見るからに悪人に仕立て上げようとしてる警備隊長 リヒターとコンクラーベのおっさん 必要のないヒロイン・まともに正義を実行しようとした人は名前もなく皆殺し とにかく都合のいいように全てが進んでいきます。 爆弾の解除が偶然ギリギリ間に合わず、偶然出たところにヘリがあって助かるシーンなんて笑い以外なにもありません マクレガーの正体も何か引っかかる所があって分かるのかと思いきやまさかの隠しカメラで露見というギャグで締めくくりです。 お金の無駄遣いっぷりと長い映画ですが、一応最後まで見れたこと 街並みや施設内などは普段他の映画でもあまり見る機会のないもので新鮮味があったので多少加点してこの点数です。 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 5点(2019-09-04 03:22:32) |
21.《ネタバレ》 ダンブラウンのこのシリーズは原作も映画シリーズも両方見ているわけだけど、映像化する事には大きなメリットがある。 前作も今作も「欧州観光ガイド」のような内容なわけだけど、文章だけだとどうしてもその風景が伝わらない。 それを映画化する事で、鮮やかな映像でそれを楽しむことができるわけだ。 映画化されるにあたりシリーズ3作目のロストシンボルがスキップされているわけだけど(今年公開されているインフェルノはシリーズ4作目)、その理由もおそらくそこにあって、3作目の舞台はアメリカのワシントン。 アメリカ人にとって、欧州観光ガイド的映像美として楽しんできた本シリーズの舞台がワシントンになるのは映画として明確な「スペックダウン」になってしまうので多分スキップされたんだと思う。(まぁ3作目が一番つまらないからってのもあるわけですが) (ちなみに本来このシリーズの1作目はこっちで、ダヴインチコードが2作目だったりするけど映画の上ではそこはあまり問題ではない) 一方で映像化する事には欠点もあり、その一つはただでさえ謎解きお使いゲームのような内容が観客を無視したハイペースで進んでいくため、観客がおいてけぼりにされること。 「なんか知らんが次は●●?らしい…次はよくわからんけど▽▽?」の連続で、内容を咀嚼する暇を与えてくれないもんだから「なんか謎解きが行われて話が進んでるけど細かい事はよくわからん」という状況になってしまう。 しかし、実はそれは対した問題ではない。 なぜならば(原作を読めばわかるけど)本で読んでても結局そんな感じだからw もう一つの問題はもっと重要で、映像化する事で犯人が丸わかりな事。 この映画で主役をはずして考えれば、最も有名なキャストはユアンマクレガー。 キャスティングをみただけで「たぶんこいつが犯人だな」といきなり観客にはわかってしまうわけで…これはいかん、いかんですよ。 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-10-29 22:40:44) |
20.反物質爆弾が出てくるだけでリアル感が激減。キリスト教徒でない私には長くて、いまいちな作品でした。 【クロ】さん [地上波(吹替)] 5点(2011-05-06 12:57:05) |
19.《ネタバレ》 時間の都合上、仕方のないことなんだろうけど、観客にヒントを与えたり、考えたりする時間をほとんど与えないまま、ラングドン教授が「これはこうだ!」と解釈して、あちこち走り回る過程を繰り返し見せられます。しかも、キャストを見たらどんでん返しの内容が予想できてしまう2時間ドラマ並みの設定もマイナス。あと、僕だけかもしれませんが、トム・ハンクスもヒロインの方も天才的な学者には見えない。『ビッグ』とか『フォレストガンプ』のようなイノセントな雰囲気のほうが勝ってしまうのです。というわけで、ロケや群衆シーンなどはすばらしかったと思うのですが、肝心の部分で残念な映画になってしまいました。 【ころりさん】さん [地上波(吹替)] 5点(2011-04-23 16:22:20) |
18.《ネタバレ》 西洋の話なので、アジア人の私には、しっくりこないの映画でした。 仏教のこの手の映画なら、多少親近感がわくのでしょうが、やっぱりキリスト教徒か、バチカンとかなると、生まれてこれまでかかわったことがないですからね~。 でも、西洋文化が好きですから、飽きずに見れました。 映画全体のつくりが、荒くて、細かいところは、ある程度、勢いで無視してとりあえず作った感が否めません。話の内容も、二転三転しておどろかせようとしすぎ、ありえないヘイコプターのシーン…これはひどかった。 もっと、ゴシップを謎に満ち溢れた映画だったら魅力的でした。 【杉下右京】さん [地上波(吹替)] 5点(2011-04-11 11:32:26) |
17.'11.4/10鑑賞。謎!緊迫!スピード!転換!が売りも全く空回り。 何の緊迫感も感じないし、引き込まれる要素もない。私には駄作で、ダヴィンチ・コードの方がまだ謎を感じた。 【ご自由さん】さん [地上波(吹替)] 5点(2011-04-10 14:36:16) |
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16.《ネタバレ》 前作の良かった所はけっこう観ている側の好奇心を惹きつけながら進行した所でしたが、今回は話が粗くて動機に疑問が・・・・。 言ってしまえば最初に科学者のアレさえちゃんと確認しておけばこんな大騒ぎにならなかったなんて簡単なつくりに、この程度の話かと思ってしまいました。 反物質の神秘の前では人間の偽りの神聖の話など取るに足らない事だと俺は思います。 それに配役を考えないと胡散臭さ過ぎでしょ(笑)。あの方。 とても真面目に真理神聖を考える人は、天使のようにも悪魔のようにも見える。 それは反物質が示すように表裏一体、プラスとマイナスどちらにも振れる。 そこが大事だったかな。 でもねー、反物質をセキュリティーにかからず持ち去るなんて話が飛びすぎですね。 しかも最期はそのセキュリティーに頼るなんて、おかしくね? もうちょっとリアリティーをくださいっーーー。 【森のpoohさん】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-08-06 10:26:54) |
15.宗教と科学の対立やキリスト教の歴史についてある程度詳しくないといまいち入り込めない。 後半にかけて盛り上がり,重厚なサスペンスとしての出来はいいと思う。 【Yu】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-06-01 16:56:08) |
【Junker】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-05-23 01:31:42) |
13.物語を詰め込み過ぎなのか、展開に緩急が無く最後まで単調。前作でも感じたがキリスト教を主題にしているところは、どうしても日本人には入り込めない内容になっている。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-05-08 22:16:14) |
12.笑いを取りたいのかと思わせるほど、演出も脚本もダメ。この手の演出でハラハラするとでも思ったか?イライラはしたけど。でも、映像美は良かったです。 【クレイバード】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-05-08 17:04:21) |
11.《ネタバレ》 トム・ハンクスに2点、反物質の爆発と爆風に2点、景色と音楽に3点。偶然ビデオを見つけたから良かった話だからマイナス2点。 【まいるどへぶん】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-03-27 03:40:48) |
10.あの訳のわからなかったダヴィンチコードに比べれば、格段と分かりやすく、緊張感のある作品になっていた。何故か、心の中でイルミナティの肩を持っている自分がいた。日本も変な宗教が多いからなぁ。 【はりねずみ】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-12-22 00:15:45) |
9.うーん……で、犯人はなぜこんなややこしい手口を? 【K】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-12-09 20:23:55) |
8.「あっちだ!こっちだ!」とヒントをくれるやさしい天使様がいて良かったねw 前作、ダビンチ・コードよりは見やすいんじゃないかなぁ。前作は、観ても良くわかんなかったもんね。 ついでにローマ観光もできるし楽しい。 が、早い段階で真犯人が推理できてしまうので、ミステリーとしてはドキドキ感が足りない。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-12-02 01:29:00) |
7.《ネタバレ》 前作の方が分かりやすくて、面白かった。アイェレット・ゾラーという渋い女優を出してきたのは良いが、ユアン・マクレガーは印象が薄くていまいち。あきらかに悪役感がでているのもマイナス。これは真剣に鑑賞しないと話に付いていけないし、宗教関係に抵抗がある人はみない方がいい。私は小難しい話は少々苦手なので、娯楽としては楽しめなかったです。運に任せた行き当たりばったりの展開に飽きてくるし、時間も長く感じてしまい、辛かった。個人的にもう続編はいらない。 【マーク・ハント】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-11-07 18:17:23) |