1.《ネタバレ》 説明的なシーンをおもいっきり省略していても、それなりの説得力を有しているのは良いのですが・・・この映画の面白さが突き抜けていかないのは結局のところ真面目に作り過ぎているせいでしょう。インタビュー映像で年金の問題なんかを放り込んでくる必要は全くないわけで、老人が旧式のチャイカで急勾配をグングンと登りきり、肉体的に屈強な若造たちを簡単に振り切ってしまうというような面白いシーンをもっとデタラメなぐらいに見せて暴走してほしかったです。トカレフにしても腰痛にしてもインシュリンにしてもダイヤのイヤリングにしても中途半端で、設定を上手に消化し切れていません。