2.《ネタバレ》 MYTH(ドラゴン・キングダムも?)に続くジャッキーの武侠映画。中国でジャッキー映画史上最高の興行収入を獲得したということで公開を待ち望んだ1本です。ですが、あまり楽しめなかったです。娯楽性を追求しすぎるハリウッド映画への出演の反動のせいか、アジアで製作する映画は文芸色が強いですね(新宿インシデントなど)。個人的にはどんなに年をとっても役名そのままのチェン刑事が観たいんですよ。もちろん今回もジャッキー印のコメディーは健在です。狡猾なキャラなので、むしろ笑いのレベルは高かったです。ただストーリーとしてはもう一つ深みが欲しかった。「身寄りのない女」が消化不良で終わったり、将軍兄弟の葛藤ももう少し欲しいところ。ラストシーンもジャッキーの死ではなく、ジャッキーとの関わりを通じて秦との戦争を放棄した将軍の表情で終わることで後味のいい終わり方にして欲しいものだ。悲しすぎてエンドロールのNG集に頭が切り替えできない。次作に期待。でも辛亥革命だもんなぁ。