7.《ネタバレ》 まず面白くない。冒頭の楽曲「スイートドリームス」の世界をそのまま物語にしたかのような内容。大雑把に同じコンセプトの「未来世紀ブラジル」「インセプション」ほど物語がこなれていないし、主人公の目的・目標がイマイチ不明確。何がしたいのか伝わってこなかった。くすんだ感じの映像は趣味なのだが、肝心の戦闘シーンが一本調子で引き込まれない。だが、全体的に見ると作品のトーンがまとまっており、微かな魅力は感じられる。売春宿の描写なんかどうでもよいので、バトルシーンを中心とした、精神世界から現実世界への逃避行を描いたほうが面白かったのでは?と思った。 【しぇんみん】さん [DVD(吹替)] 5点(2011-10-10 21:40:00) |
6.《ネタバレ》 ザック・スナイダーのオタク的妄想の垂れ流しで、莫大な費用をかけた自己満足。スタイリッシュな映像の反面、アクション・ストーリー共にイマイチ。ベイビードールとベリショのロケットがとてもかわいかったのでなんとか乗り切れた。 【eureka】さん [DVD(吹替)] 5点(2011-09-21 17:16:51) |
5.《ネタバレ》 2011.05.09鑑賞。精神病棟、売春宿、戦国時代、第2次世界大戦と次々に舞台が変わるので、ザック・スナイダー版「インセプション」かと思った。しかし、「インセプション」ほど引き込むストーリー構造でもなく、厳格なルールも設定されず、不明なため、置いていかれていってしまうし、アクションにカタルシスを感じられない。やはり見てくれ的に地味になろうとも売春宿のフィルターは通さず、アイデアを駆使して精神病棟をベースに描写して欲しかったところ。でも、劇中の台詞にこめたザック・スナイダーのメッセージは十分すぎるほど伝わってきました。 【かんちゃんズッポシ】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-05-11 20:07:56) |
4."戦う美女たち"という男にとっては目の惹き付けられるコンセプトは、やはり無視することができません。将来のスター候補が多く登場するこの映画は、奇想天外なアクションシーンが目立ちますが、実の物語はシリアスであり、現実的なものであります。ただ映画として、実の物語が弱すぎます。もう少し仲間の絆などを描けたら、面白い映画になったでしょう。それと、映画館で見たので楽しめましたが、TV画面では迫力が伝わるか、保証できません。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-05-07 20:43:54) |
3.《ネタバレ》 ベイビードールの空想なのだから荒唐無稽で奇抜な世界観のバトルも納得。 とにかくすごい量のCGを多用しているが、今の時代ほんと何でもできるようになったなぁと改めて実感した次第です。監督自身カミングアウトしているようにバトルシーンの数々は、日本の有名なアニメやゲームからヒントを得たということですが、アクションシーンのカット割りなんかみてると確かにそうでしたね。やっぱりこの監督は映像センスあります。あとBGMも使い所&選曲が最高。そうそう、映像に関してちょっと思い出したが紀里谷監督の「キャシャーン」や「GOEMON」。勿論、映画のガジェットは断然こっちが上ですが、後者の「GOEMON」然り、監督が好きなことをやりたくてオリジナル脚本で挑み、愛情を注いだという点は一致してるかなぁと。俗にゆう傑作ではないけれど愛くるしい作品。後世に残るカルト的な位置付けになるかと思います。 日ごろ、アニメやゲームで慣れ親しんでる世代にとってはすんなり作品の世界へとけこめると思うけど、目新しさはないので期待せずに鑑賞しましょう♪ 【シネマブルク】さん [映画館(吹替)] 5点(2011-05-05 13:41:04) |
2.《ネタバレ》 簡単に感想を言ってしまうと、画作り先行映画といいますか、こういう画が撮りたいから、こういうストーリーにしたって感じでした。多分監督は「あーあー、次の作品どーしよーかな。セーラー服の美少女は欲しいな。そうなるとポン刀とマシンガンは必須だよな。でもナチスも出したいな。ドラゴンも出したいな。ロボット兵も出したいな。あと……(以下略)」と思っていたのだろうと邪推してしまいました。まあ映像に拘るザック・スナイダーらしい制作姿勢と言えば納得できますが。個人的に言うのならば、こういう監督の趣味全開の映画は嫌いではありません。寧ろ、ゴスロリ少女がゴシックメタルに乗って仮想世界を半裸の服のまま暴れまわるという画は、バカバカしくも爽快感があり私は楽しめました。イヤだなーと思ったのは、仮想世界のキャラクターの不死身性が悪い矛盾を発生させてしまったことです。仮想世界内の美少女達(一部悪役も)は敵に何十メートル吹っ飛ばされようが、何十メートル上空から地面に飛び降りようが、傷一つ負いません。その癖、終盤で仮想世界の暴走爆弾列車を止める任務の時には、ロケットが列車から飛び降りようとしない。あれだけ不死身なら飛び降りても軽傷くらいで済むんじゃないの?と思ってしまう。一応半現実世界とリンクしているからという良い訳が立つのでしょうが、それなら仮想世界の物理法則をもう少しキチンと描写してほしかった。ラストのややどんでん返しに近い展開はそれほど驚く程でもありませんでした。でも最近この手のラストが増えてますよね。そろそろ止めにしてほしい。あと蛇足ですが、昔から可愛いと思っていたエミリー・ブラウニングが更に可愛く育っていたことに大満足いたしました。貧乳好きの方は是非是非。 【民朗】さん [映画館(吹替)] 5点(2011-04-17 18:15:14) |
1.《ネタバレ》 勤務先で女性の同僚にこの映画を観に行くと言ったら「やっぱり男はあんなのが好きなのね」的な反応が返ってきた。自分としてはザック・スナイダーの絵を観るのが楽しみだったんだけど、世間の視線は違うようです。主人公にとってつらい現実があって、そこから逃避した妄想があって、その妄想からさらに踏み込んだ世界で戦闘が展開する。言葉にするとそんな構成ですが、やっぱり最深部の虚構世界の戦闘シーンを見せるための映画です。鎧武者、ナチスゾンビ、ドラゴン、アンドロイドと色んな敵を相手に戦う少女たちがアンバランスに強い。戦闘の重量感とか体技への細かい拘りがエッセンスです。ストーリーに言及するものがないのでこの点数だけど、映像的見応えは期待通り。最後に現実に理屈を付けて終わりますが、そんな言い訳しなくていいから、終始あの戦闘シーンの世界で物語が展開した方がスッキリしたと思いますね。主人公が意味不明にセーラー服で戦いますが、特にロリ趣味やパンチラで非難されるような作風でもなく、ストイックに作っている印象さえ受ける。羽目を外して品格を落とすようなことが無いのは私には好感でした。この程度で制作者の趣味性が言及されるなら、日本でアニメを作ってる人の大半は同類だと思いますよ。反対に、映像作家はみんな、この監督くらいに個性を主張すべきでしょう。ちなみに私が通うシネコンでは吹き替え上映だけでした。人気女性声優ユニット(そんなものがあることに驚く)の着ボイスキャンペーンとタイアップしているからなんだけど、やっぱり洋画は字幕で観たかったですね。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(吹替)] 5点(2011-04-16 23:07:47) |