4.《ネタバレ》 神山監督、新分野に対し、当たって砕けちゃったという印象?
夢と現実のリンクする伏線が、幼少時の読み聞かせというのは有りとして、
終盤まで、夢引っ張り過ぎ・・。ゴチャゴチャにし過ぎて、ピンボケなフィナーレ。
クルマの自動運転人工知能プログラムの争奪戦、大会社の派閥闘争、親子孫の人間模様。
夢と現実の混濁、巨大ロボットの格闘アニメと・・良くもまあ詰め込みました。
イタリア料理セットが、寿司と、巨大お好み焼きが付いたサービスメニューの様相。
それでも上手くまとめたのならまだしも、各所にイタダケナイペーソスが・・
最悪なのは、プロの声優を使わず、俳優を呼んだ結果・・の凡庸な音声トラック。
高所からの落下シーンの、夢サイドではないリアルサイドでのご都合な流れ。
はあ?なシーンにフリーズしていたら、いきなり2週間飛んで、閉会式のニュース。
いずれ「ひるね」自体は大して重要ではないという、「ナンダソレ?」感が拭えない。
自分としては、「肝心な事は声に出せず、行き当たりバッタリな行動で、真剣さが
微塵も無く、危機感皆無でぼんやりなヒロイン」が、どーも肌に合いませんでした。