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人狼ゲーム ラヴァーズ

[ジンロウゲームラヴァーズ]
2017年上映時間:108分
平均点:5.40 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
公開開始日(2017-01-28)
ホラーサスペンスシリーズもの小説の映画化
新規登録(2017-07-24)【目隠シスト】さん
タイトル情報更新(2024-01-21)【かっぱ堰】さん
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監督綾部真弥
キャスト古畑星夏(女優)高野蘭子
佐生雪(女優)海老原一香
溝口恵(女優)八木ひなた
前田航基(男優)管すばる
森高愛(女優)戸谷佳奈
池田純矢(男優)吉原虎之介
原作川上亮「人狼ゲーム LOVERS」(竹書房文庫)
脚本綾部真弥
川上亮
あらすじ
『人狼ゲーム』シリーズ第5作目。本作初登場の役職は『キューピッド』。プレイヤーから任意で2名を『恋人』に指名する役目です(『恋人』はサブ役職)。『恋人』は、ひとりが死ねばもう片方も自動的に死ぬルール。そしてキューピッドは恋人2名が生き残れば勝利。そう3人は運命共同体。果たして第三勢力『恋人陣営』の命運とは?!
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1.《ネタバレ》 若手役者の熱演で知られるシリーズの5作目だが、ここまで来るといつまで続けるのかと問う気もしなくなる。今回は最初と最後、特に最後の施設映像が好印象だった。また中盤の長回しは約6分である。
今回はシリーズ初の「運営」という言葉が出て、ゲームの背景が少し明らかにされている。この世の悪は「金持ち」のせいというのは安易な感じだが、身内が有力者すぎて手が出せないことはありえなくはないので、一応は荒唐無稽になり切らない線を狙ったとはいえる。この運営側に関する説明は、前回ラストの出来事(ただし原作限定)と整合しており、また第1作の段階でも一部示唆されていたことが思い出される。「いけにえ」の存在も前回の劇中で匂わされていたもので、次第に真相に近づいていく雰囲気はないでもない。

今回初出の「恋人」は、その言葉自体にドラマ的な意味はなく、単なる役職以上のものではないらしい(原作者はそれなりの意味を付与していたようだが)。全員が経験者のため無用の混乱がなかったのは歓迎するが、一方で「処刑」を参加者自らすることになったのは過激さを増すための強化策ということか。しかし同時に追い出し方式が提案されていたのは結構なことで、毎度流血の大惨事では面倒臭いだろうし、またこの人だけは無惨な姿を見たくないという人物もいる。
最後の指名は意図がよくわからなかったが、金額の問題だけだったとすれば残念なことである。死んだ本人はこれで納得していたようでもあるが、しかし他人の純粋な好意を費消する形で個人的欲求だけを満たそうとするのではあまりに後向きな結末である。自分としては最後に残った者が死者の思いを受け継ぐ形にしてもらいたかったわけだが、当日朝の言葉からこういう結果につながるとも思われない。最後まで良心を持ち続けた人物を好んで犠牲にするのが「絶望型エンタテインメント」にふさわしいということか。

個別の人物に関しては、個人的には八木ひなた(演・溝口恵)という人がいい感じで、役者としては年上の方だろうが、劇中ではひ弱そうで控え目な下級生の姿ができている(鼻水が垂れずに済んだのは安心した)。またあからさまな美男美女ばかりを揃えないのがこのシリーズの通例だろうが、今回は名前に似合わず地味な牧詩央里という人物が「最悪!」と言ったあたりの“普通の人”感が非常に好きだ(少し惚れてしまった)。金髪の男は屑だ。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 5点(2017-10-29 19:40:25)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 5.40点
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200.00%
300.00%
4240.00%
5120.00%
600.00%
7240.00%
800.00%
900.00%
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