6.《ネタバレ》 ちょっと観てみたいけど、わざわざ映画館で観るような映画ではないよな!って映画、誰にでもきっとありますよね。
私にとって近年ではこの映画がそうで、映画の予告編(CM)で、海岸のビキニの女の子が瞬間で凍るシーンで僕の心は鷲掴み。
「いまどきこんな馬鹿映画が劇場公開されるなんて!!」
ワクテカが止まりません。
しかし、一方でそんな頭の悪そうな映画をお金払って劇場で観ようなんて気は全然ないわけで…とそんな私に訪れた地上波初放送。
やったね!
というわけで喜々として観始めたわけですが…
まず期待通りだったのは映画の内容の安直さ、頭の悪さです。
世界を壊滅させるかもしれない気象システムの開発者が兄弟でその恋人が都合よくシークレットサービス…とか、いまどき安っぽい漫画でもそんな安直な設定ないよ、ってレベルの安直さ。
(というかジェラルドバトラーがインテリ系の役って…)
そこからわかる通りの頭の悪さが全編を貫き通していて、そういう意味ではブレてない一本筋が通った映画だと言えます。
一方期待はずれだったのは、災害のシーンがメインではなかった、つまりディザスター映画じゃなかった事です。
てっきり心躍る馬鹿ディザスター映画だと思ってたら、そっちのシーンはほんの脇役。
地球を救うための安っぽい陰謀とかドラマとかがメインの映画じゃないですか!
映画で言えばアルマゲドンとかと同じタイプです。
(そういえばアルマゲドンも死ぬほど頭悪い映画でしたが…)
CMとかでビキニの女の子が凍るシーンやってたからてっきりそっちメインかと思ってたのに、むしろそういうシーンは予告やCMで流れてた部分だけで、めちゃくちゃ少ないんです。
いやいやもっと見せてちょーだいよ。
バカバカしいディザスタームービーを期待して観始めたのに、全然そうじゃないアルマゲドン系頭悪い映画なんて、そりゃないぜセニョリータですよ、えぇ。
「映画の予告編にはだまされちゃいけない」
誰でも知っている事なのについつい忘れそうになってしまうその事実を改めて思い出させてくれた、そういう意味では非常に重要な映画だったとも言えなくもありません。
テレビでお手軽に観て本当によかったと心から言える映画です。