1.《ネタバレ》 領土をめぐる軍事衝突とそれにまつわる政治・国民を描くシミュレーション映画。
最初に自衛隊航空機が3機撃墜され、護衛艦が被弾して負傷者が多数出る他は、自衛隊側の防御・攻撃があまりにうまく行き過ぎてちょっとこそばゆい感じ。(軍艦がそんなに素早く後退できるのか!?)
いぶきに乗艦していたジャーナリストが現場を見て変わっていく展開はちょっとありきたり感が拭えない。大した事していない総理大臣が、「戦争を回避するのが政治家の役割だ」というような事を自分はやり遂げた的に言うのは、皮肉ではない感じでどうかとも思う。最後に国連軍が双方に威嚇魚雷(?)を撃って戦闘を止めるが、そのへんもお花畑的な感じがする。更に驚くのは、明らかに先制で攻撃を仕掛けた国に対して有耶無耶に結末をつけるのが、政治的に良しとされている事だ。
いや、先の総理の件やこの政治姿勢とかホントに皮肉・揶揄なのだろうか。