1.《ネタバレ》 頭蓋骨に穴を空けることで、人のトラウマが視覚化して見えるようになった男の物語。同じ山本英夫の原作「殺し屋1」の実写版はめちゃ残念な出来で漫画の面白さにはとうてい及ばなかったのですが、こちらはわりと楽しめました。もともと漫画の方も、そこまで面白いものでもなかったのですが、まさかホラー監督が撮るとは、盲点でした。たしかに人間の異形化はホラーです。漫画のダラダラさをギュッと凝縮し、独自の結末でわかりやすいお話にしたので、とっても観やすかったです。元々、ホムンクルスのロボットヤクザと、砂状の女子高生の実写化が観たかっただけなので、その部分でも満足です。成田凌の学役が秀逸で、めちゃハマってました。ただ、やっぱ元のお話自体がアレなんで、この映画を観てる時の面白さ自体は普通。