1.《ネタバレ》 古いビデオを整理していたらこれが出てきて、
ついついじっくりと鑑賞してしまった。
2度目になるとニカウさんにブルース・リーが乗り移って
大活躍するシーンなんかほほえましいだけで、
初め見たときほどは笑わなかった。
なんか、世界の千葉に変形途中であきらめてしまったような道士が
水虫治療で大蛇をゲットし、
ウンコしてるところを村人に見られてやけになって
コブラを振り回してベルトにしてしまう。
スバラしいじゃないか!。
道教とアフリカの魔術とニカウさんの生活の知恵との三すくみの戦い。
馬鹿映画の割にはラストはまじめに生活の知恵のニカウさんの一人勝ち。
だからふざけた内容もそんなにイヤミにならない。
夕べ観ていて気づいたこと。
中島らもの『ガダラの豚』が下敷きにあるのではないのかと。
密教、魔術、手品、超能力といった異文化決戦に
チープな面白さがにじみ出てそこにサスペンスとカルト問題などをからめた
てんこ盛り集大成的なところが面白い。
なんかそれにインスパイヤされた企画なのではないだろうか。
それから字幕のふざけ具合もまじめにがんばってます。
字幕文字を久しぶりに見た。
それとも手書き風のフォント?
まさか「タラー;」見たいなのは無いよなぁ。
ちょっと見慣れぬ書体ではあったけれども
手書きの字幕という点でも評価できる。