1.銀行員が悪役プロレスラーになるという奇想天外なコメディ…ではなく、うだつの上がらないサラリーマンが自分の殻を破ろうともがきながらも、なかなか殻を破れないもどかしさを描く、悲哀に満ちた山田洋次のような喜劇。主人公をいびるヘッドロック上司が単なる嫌なヤツではなく、最後はもの凄くカッコ良く描かれているのが良かった(きっと仕事も出来るのでしょう)。それにしても血が噴き出し過ぎで、ちょっとしたスプラッタ映画にもなってます。でも、この血の吹き出し具合に、例によって韓国映画の勢いを感じました。そういうことで、5点献上。