4.莫大な黄金が眠る伝説の地を目指す一行の人間模様を描くアクションアドベンチャー。
どこまでも続く巨岩、奇岩が連なるダイナミックな風景描写も見どころです。
キャストも豪華で、白人と先住民、善人と悪人、男と女とキャラの描き分けも分かりやすい。
ですが、これだけの舞台設定にしては展開は地味でもう少し見せ場というか、抑揚があってもよかった。
頻繁に挿入されるナレーションに古さを感じさせるのは仕方がないところですが、
この手のアクションアドベンチャーにしてはテンポはいいとは言えずまったりとしていて終盤まで動きが少ないのが勿体ないところ。
主演グレゴリー・ペックに悪役オマー・シャリフ以外にもテリー・サヴァラスに名脇役イーライ・ウォラックら味のあるキャストが顔を揃える。
脇を固める顔ぶれにもうちょっと役割を与えてもよかったと思います。