3.《ネタバレ》 マグロ漁船というより、海を舞台にして繰り広げられる男女のドラマを重厚に描いている。緒形拳のマグロ釣りは演技じゃなくて本当に釣っていたらしく、迫力が違う。下北の大間や北海道の昔の暗い漁港のシーン、骨太な主人公が目につく。
女を延々と追いかけるシーンや、夜の女の男との喧嘩シーンも印象に残るのこ。
でも全体的に話がまとまっていなくて、合わないと感じた。例えば、そもそも婿の青年がどうして漁師にこだわるのかよく分からない。
最後は感動させたいのか、急によき理解者になる荒くれ漁師も違和感が。
字幕つきで鑑賞できたのは良かった。