1.《ネタバレ》 山奥にある開拓村にただ一つ残っている家が舞台のブラックコメディ風のサスペンス。
やってくる男を毒殺して金を奪うパターンが何度も繰り返される。
少ししつこくて中弛みになっているので、2時間のものを30分ほど短く濃縮しても良さそう。
貧乏を極めた母子が生きるために何の罪の意識もなく淡々と人を殺していく。
そのあっけらかんとした逞しさは、どこか潔く清々しささえ感じるほど。
終盤、急展開でのシリアスな修羅場には引きつけられる。
大竹しのぶはこういう悪女を演じさせたらすごい。
伊藤歩もスレンダーな全裸を晒して好演。
ワンシチュエーションなので、映画より舞台のほうが向いてそう。