3.《ネタバレ》 個々のキャラクターに芸達者な役者を起用しているのに、イマイチそれを活かし切れていない様に思えます。ティム・カリー演じる悪役も、単なる悪役に過ぎず、可也拍子抜け。だってあの『ロッキー・ホラー・ショー』のフランクフルター博士ですよ?もっとミュージカルなんだからおいしい使い方があるだろうに。
憎めないオールドミス、ミス・ハニガンを演じたキャロル・バーネットも素晴らしい演技だっただけに、最後まで奥深いキャラクターにならなかったのは残念。終盤で「何も殺すことはない!」と弟に懇願していましたが、そこに至るまでのステップ無いから唐突に感じます。2015年に公開されるリメイク作では非常に改善してほしいところ。
あと、子ども向けのファミリー映画であろうに、ダンスシーンでは結構の女性がスリットの大きく開いた際どいスカートで躍るのでびっくりしてしまった。まあセクシーで観てる分にはいいんですが、監督の趣味か?