1.フランク・シナトラとキム・ノヴァク……。体の大きさが違いすぎる……。ダイナマイトバディの彼女にシナトラが細すぎて、チグハグな印象。そう、シナトラはリタ・ヘイワースとのほうが似合っていたので、どうにもこうにも話に入っていけなかったのが残念です。ストーリーは単純で、女癖の悪い芸人(司会者やったり歌手やったり)、シナトラが流れ着いた先に、踊り子としてキム・ノヴァクが。彼女にモーションをかけるためにシナトラがいろんなことをするんだけれど、そのうち元ダンサーで大金持ちの未亡人、リタ・ヘイワースが登場。シナトラはかねてから自分のお店を持ちたいと思っていたので未亡人に近づくが……。といった具合。どうせだったら、リタ・ヘイワースをもっともっとイヤな女に描いてくれればよかったのに、中途半端にいい人なんですよね。『いちごブロンド』並の憎らしさ&開き直りが欲しかった(笑)。ストーリー的には、そこそこ面白いのですが、ちょっと話のテンポが悪かったのがもったいなかったかな。クスリと笑えるユーモアをたくさん散りばめられそうなのに、やっぱり中途半端なんですよねぇ。惜しいなぁ。