9.《ネタバレ》 これ以降セガールが沈黙してしまう。アクションが極端に減り、余計なドラマパートを挟み、あのセガール拳さえカメラワークでごまかし始めてしまう。こうなるととたんにセガールがトーク番組に出てくる志村けんのように別にこの人じゃなくていいじゃん。と、思ってしまう。口には出さないが、思ってしまう。
当時はやっていたウィルスものをあのセガールが!とかいったって正直、題材は何だって良いんですよ。別に相棒ものを延々と撮り続けたって構いません。どこだかよく分からん街の刑事が単身犯罪組織に突っ込んで壊滅させ続けたって一向に構いません。
そんなことより、アクションしろよアクション。ぶん投げてねじり倒してベキボキ折り進んで行くのがセガールさんの正しい姿じゃぁないかと思うわけですが、本作はどうもいけません。
そして、何となく、他の沈黙のなにがしと間違えてしまってはいないかと心配になる。この頃の、というかこれ以降はどれもまんべんなくどれがどのセガールか区別が難しくなってくるので注意が必要だ。