7.《ネタバレ》 最初の30分と後の60分でまるで別のような作品。ホテルのシーンは、もう全体的にグダグダで、というか私はクリケットの2人組が主人公かと(少なくとも後で何か活躍はするのかと)思っていました。列車に乗って謎が開始してからは、一気呵成の勢い。80年以上前にこんな先進的な謎の設定があったのに驚き。オチは「それだけ?」という感じですが、時代を考えて許してあげましょう。●時期的にはヒッチコックイギリス末期の頃で、最後の方で明らかにイギリス人を馬鹿にしまくっているのは、何か思うところがあったのかといろいろ想像してしまう。それと、単純な銃撃戦というのもやってたんですね。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-12-26 00:51:36) |
6.《ネタバレ》 皆さんおっしゃるとおり、フロイ夫人が発見されるまでは緊張感があり、面白い展開を予感ささたのだが、医師が犯人と判ってからは夫人の正体に驚かされる程度で退屈な内容だった。ラストのハッピーエンドも私にはよく解らなかった。撃たれて死んだと思ってたし。。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 5点(2019-06-29 23:51:00) |
5.《ネタバレ》 足止めを喰らって旅館で過ごす一夜のシークエンスがどうもモタモタし過ぎている感じがします。この作品は登場人物が多いのですが、どうもそれぞれのキャラが有機的にストーリーに活かされていないところが難点です。どうもヒッチコックは群像劇のようなタイプの映画を演出するのはあまり得手ではなかったみたいですね。列車を舞台にしているところなんかはアガサ・クリスティーの『オリエント急行の殺人』に便乗した感じが強いけど、この映画の脚本は本格ミステリーに良くある「まずトリックありき」という不自然さが目立ち過ぎています。あんな老婦人一人を始末するのにあそこまで手の込んだ仕掛けが必要なのかが意味不明。ハラハラドキドキ感は薄いし、種明かししてからの展開もちょっと強引過ぎる気がします。まあ“消えた乗客”というプロット自体は偉大なオリジナルで、この後色んな映画で模倣されてるくらいだから評価すべきところでしょう。 そう言えばヒッチコック先生はどのシーンでカメオ出演してたんでしょうか、全然判りませんでした。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-03-27 23:37:26) (良:1票) |
4.列車の窓に指で書いた文字が浮かび上がるアイデアは素晴らしいものの、前半のホテルのシーンが長いことや、終盤の急展開に着いて行けず消化不良の感を否めない。 【きーとん】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-07-18 16:11:51) |
3.《ネタバレ》 評価ほどの面白さを感じられなかった。まず、邦題が「バルカン超特急」とあるだけに、前半のホテルのやり取りを無意味に感じてしまった。登場人物の出し方などなかなか上手いとは思うが、サスペンスミステリーという雰囲気ではなかった。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-03-18 12:44:39) |
2.列車での老婦人が消えるあたりの見せ方は素晴らしかったのですが、前半のホテルでのやりとりは何だったんでしょう?もう一度見なおしたら、もう少し分かるのかな? 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-08-29 11:59:56) |
1.イギリス映画なのに、イギリス人をコケにしまくっているところが面白い。イギリス人はクリケットが命で、クリケットの試合に間に合うことが一番の目的。女性が消えてしまったフロイ婦人を探すためにイギリス人に話を聞き出そうとするも、クリケットを「なんか」呼ばわりをして機嫌を損ねてしまう。聞き込みの態度を間違えたようだ……ってところがシクシクおかしい。そう、コネタはいろいろと利いているんだよなぁ。そうそう、荷物置き場での格闘も、ぜんぜんハデな場面はなく、男二人がもそもそやりやっているという地味なつくりだったんだよね。ヒッチコックの持ち味といえばもちあじなんだけれど、全体的にうまくない。だってあんた、突拍子なさすぎませんか? だってねぇ、このネタ入れたかったから、こういった話にしちゃいましたっ!って感じじゃん。まっ、ストーリーじゃなくて、コネタを楽しむだけだったらいいんだけれどね。ってわけで、ある意味、ヒッチコックテイスト満載だったのかもしれません。 【元みかん】さん 5点(2004-06-09 01:55:24) |