8.《ネタバレ》 ベン・スティラーとジャック・ブラックがコンビを組んだ典型的アメリカン・コメディ。
アメリカン・コメディ好きにはたまらない組み合わせ。
こういう顔ぶれのアメリカン・コメディのノリが好きな方にはそこそこ楽しめる作品です。
隣に住む大親友で同じ会社に勤めているけど、自分は管理職、相棒はヒラ社員。
ちょっと自分の方が優位に立っていたはずが、その相棒が大ヒット商品を発明し大富豪になったものだからさあ、大変。
中盤までは基本的には親友の成功を素直に喜べず、嫉妬にかられたベン・スティラーの動きを楽しむ作品です。
こういうトホホなおっさん役はお手の物のスティラー。さすがの安定感ですが、
一方で大成功したJBの役がいい奴すぎて、いつもの彼の濃い存在感が影をひそめてしまってるのが勿体ない。
理由なんて何でもいいので、1度や2度はJBにも無茶をさせたりドタバタさせる時間を作ってあげてほしかったですね。
共同経営者となり、スティラーの嫉妬も収まってしまう後半はトーンダウンしてしまいますが、
大した禍根も残さず2人仲良くハッピーエンド。
はなはだ都合が良すぎますが、こういうアメリカンコメディにあまりかたいことを言っても仕方が無いし、
めでたしめでたしということで良かったんじゃないでしょうか。