1.《ネタバレ》 ビリー・ザ・キッドの生涯を描いた伝記作品だというから、何かあったら即逆切れ、不気味な笑みを浮かべながら次から次へと発砲と乱射を繰り返す、という光景を勝手に想像していたら、意外に地味で堅実な内容でした。導入部分からして弱々しさ全開ですし、この辺で覚醒して大暴走開始か?というシーンでも、あっさり逃げたり捕まったりしています。それはそれでなかなか興味深い描写の手法なのですが、それならばむしろ知名度の影に隠れたもろさや小ささという点をしっかり描いてほしいところでした。これならその辺の使いっぱの兄ちゃんとあまり変わりありません。