2.《ネタバレ》 不治の病にかかった妻を必死に救おうとする現代の学者と、女王のために生命の木を探索する中世の騎士のお話を交互に展開し、人間の生と死という深淵なテーマを圧倒的な映像美のなかに描き出した作品。デビュー以来、ずっと映像にこだわり続けてきた監督の作品だけにさすがにその映像は凄いのだけど、どうもそのこだわりが上手くストーリーとマッチしていないという印象が強かった。監督の才気が先走り過ぎていて、作品としてはいまいち纏まりに欠けているかなぁというのが正直な感想。好きな監督の作品だけにちょっと残念でした。