1.《ネタバレ》 フルチ爺にしては案外まとも(失礼)な展開。だけどジャーロなので真面目なミスtれリーカと言われればそうでもないという作品です。
そもそもジャーロなのにインパクトのある殺人シーンが皆無。細長いピンで心臓をひと突き!という必殺仕事人も真っ青な殺し方で、刺す瞬間は確かに痛そうですが非常に「コレジャナイ」感満載。フルチ爺のトレードマークともいうべき「残虐描写をとにかくねちっこく、ディティールまでこだわって!」というのがないのでちょっと残念なところ。
職人監督なので、それなりの作品は撮れるのですがやはりフルチ節を観たい者にとってはちょっと肩透かし、といったところでしょうか。
音楽がキース・エマーソンというのはよかったです。イタリアン・プログレじゃないけど。