1.私の知らない映画の世界・・・エロ映画。
しかしそこにもちゃんと監督がいてカメラマンがいる、女優がいて男優がいる、脚本もあり編集もされて知らないどこかの映画館で上映されたりビデオやDVDになったりしているのだ。
普通の映画より全ての規模が小さくなっているだけで、その都度、製作の目的や思いがあるということを全く知らずに生きてきた自分を少し恥じた。大昔キネ旬のランキングで興味を覚えて観た相米監督の「ラブホテル」というのがあったが、若かったしあまり覚えていない。今回もキネ旬のランキング(12位)であまり気にせず観てみたが、年齢を重ねた今、新たな思いが伝わった。
メインはエロでも、金は少なくても物語を紡ごうとあえぐ知らない監督達、そりゃ出演女優に惚れたり、贔屓にもするだろう。彼らのエリアで製作されるものの中に光を放つものもあるようだ。この映画を観た後ネットでいろいろ調べたがいくつか評価の高いものも見受けられた、機会があればチャレンジしてみたい。
長々と書いたがこの映画を観てこんなことばかり考えた、映画は林由美香という女優を追うドキュメンタリーだが、私には違う所が響いたようだ。