6.《ネタバレ》 トムフォードが監督っていうのを先入観無しで観るのは難しいですね。
まず俳優陣(男性)はみんな綺麗でカッコよくて体もいい。
演技も特にコリンファースは素晴らしいと思う。
ただ、イケメンを揃え過ぎたせいで出来過ぎ感が否めない。
現実は出会いも困難であろうし、出会えたとしてもブスかもしれない、好きじゃないかもしれない、自分が好きになっても相手が好きになるとは限らない。
長年付き添った恋人を亡くした悲しみから自殺を考える人間が、出会いを求めている訳でもないのに、1日に同性愛者と2人も遭遇する確率ってほぼ皆無だと思う。(しかもイケメン)
ただその設定を否定したらこの映画自体意味が無くなるわけで。
最後、自殺を取りやめる決心をしたのに結局意図せず死んでしまうことにしたのは何の意味があったんだろう。
同性愛者は生きるのが大変で理解者も少なく孤独、不幸も多い、なんてことを言いたかったのだろうか、、?