1.《ネタバレ》 ゾンビ映画ではあるのですが、ゾンビ映画によくあるようなグロテスクなシーンもなく、かつハラハラドキドキする展開もほとんどないので、そういうのを期待すると肩すかしになります。それよりも、主人公の内面を描く、という実に内省的な内容です。妻子を亡くし、生きる意味を見失った主人公が、再び希望を取り戻して生きていくまでのその変化。魔女と言われた女性に助けられ、なぜゾンビが発生することになったのかを聞かされる。そしてアイザックや耐性を持つエマとの出会いによって、再び正義や希望を見いだす人へと変化していく。前述のように、娯楽作品としてはかなり物足りない出来なのですが、ストーリー自体はちゃんとした作りになっていたと思います。