2.およそイヤな予感しか起きない、えらく小粒な印象の密室殺人事件、トリックはというと、例のあの名作ミステリ(自粛)と、例のあの名作ミステリ(こちらも自粛)を組み合わせだけだしなあ。とか言うのは、言いっこなし、かも知れませんが、少なくとも、映画として見せるには、余りに意外性もカタルシスも無くって。
即身仏に纏わる因縁めいた話が現代に繋がる、ってのは悪く無いんだけど、言うほど繋がってない、というか。
一体、この「真相」から、何を汲み取ればいいんですかね。と、ちょっと蚊帳の外に置かれた感。
とは言え、やっぱり、一体何なんでしょうね、この、ミイラというものに対するワクワク感ってのは。