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アウターマン

[アウターマン]
OUTER MAN
2015年上映時間:82分
平均点:6.25 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-12-05)
アクション特撮もの
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タイトル情報更新(2016-12-07)【かっぱ堰】さん
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監督河崎実
キャスト塩谷瞬(男優)
戸塚純貴(男優)
沖田駿一郎(男優)
真夏竜(男優)
脚本河崎実
プロデューサー河崎実
あらすじ
昭和の時代から平成の世まで、長きに渡りお茶の間で愛され続けてきた特撮ヒーロー番組『アウターマン』。そんな正義のヒーローが、突如現実の世界に降臨した。アウターマンを見上げ熱狂する民衆。しかしテレビ番組のキャラクターが現実に存在する事などあるのだろうか。実はそこには、地球外生命体『アウターマン』の、壮大かつ緻密で地道な『地球侵略計画』が秘められていたのだ。
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1.《ネタバレ》 この監督のバカ特撮路線の延長上のように見えるが、今回は主人公が男のため「地球防衛少女」「…ガールズ」「…未亡人」のような華がないのは不満である(ヒロイン役と少年役はいる)。
題名は架空のTVシリーズ名だが、実質的にはいわゆるウルトラシリーズを扱った映画であり、主なターゲットは40~50代男子ということになるか。ヲタク度が高く小ネタが満載でいちいちコメントする気にもならないが、「モタモタすんな!」は正にその通りであって爆笑した。また故郷を失った宇宙人に対し、地球に住んではどうかと呼びかけた場面は正直感動的だった(「侵略者を撃て」のほかに「他人の星」を連想)。

ところで「日本バカ映画の巨匠」という割に、今回は変に真面目でどこがバカ映画かわからない。
とりあえず劇中の出来事を観察すると、まず子どもの頃に正義の味方に憧れた人々も、今は当然ながら世間の不正義には失望している。特に原発事故がらみ?のことで政府は不信感を持たれていたようだが、少なくとも防衛当局に対しては、事に当たってその責務を果たすことが強く求められていたようである。
劇中でも現実世界でも古典的な“正義”の観念は滅んでしまって久しいが、だからといって“正義の味方”的な行動様式が失われていいわけはない。人間誰しも守りたい人がいるはずで、その延長上にみんなを助けたいという意識も生じうるわけだが、この映画では特に、自分を信頼してくれる者に報いたいという思いが出発点になっていたようである。
一方で、劇中では「自分たちが住んでいる星への愛」はあって当然、という趣旨の発言もあったが、これを国家レベルで考えれば今でも一定の反発を食うだろう。しかし故郷への思いは震災復興の原動力にもなっていたはずで、一概に悪と決めつけられるものではない。みんなを助けたいという思いを互いに持ち合わなければと、少なくとも劇中の宇宙人は訴えていたように感じられた。
だいたい以上のような認識がストーリーの背景にあったように見えたが、特に新奇なところがあるわけでもなく、むしろ現代にふさわしいヒーローのスタンダードを示したものとも思われた。

なお最後に勝った宇宙人を無責任に称賛していた群衆は、その時々の雰囲気で態度を反転させる有権者一般の姿にも見える。これが皮肉だとすれば、政治家でも政府機関でもなくわれわれが受け止めなければならないものと考える。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 5点(2016-04-19 00:33:43)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 6.25点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5125.00%
6125.00%
7250.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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