奇々怪々譚 醒めない悪夢の物語のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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奇々怪々譚 醒めない悪夢の物語

[キキカイカイタンサメナイアクムノモノガタリ]
2017年上映時間:76分
平均点:4.50 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
ホラーオムニバス
新規登録(2020-07-25)【目隠シスト】さん
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あらすじ
ヒトコワ&オカルトミックス。1話10分足らずのショートオムニバスホラー。第1話『カーテンの向こう』第2話『真夜中の来客』第3話『東京の友達』第4話『古本の倉庫』第5話『女ともだち』第6話『彼氏の部屋』第7話『釣り人』第8話『ホームレス入門』。ちなみにDVDパッケージはイメージです。実際はそんなシーンありません。
ネタバレは禁止していませんので
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1.《ネタバレ》 全8話のオムニバスホラーである。以下個別に書く。
①年取ってこうなったら怖いかとは思った。物悲しい。
②オチ付きの小噺。ヒトコワ系だけかと思っていたら違った。
③東京の安い一軒家は事故物件だろうという安易な予想が覆される。集合住宅に住めない理由はそれだったかと納得させるオチ。怪しい声がいい。
④ラストは面白くないがそれほど悪くない。確かに、ユーズド商品として売っている古本など、こういう経過で市場に出たものではないかと思うことはあった。
⑤第5話に至って初めて女性の俳優が出る。私事になるが、実は女性専用とされる掲示板サイトを時々見ることがあり(書いてはいない)、そこで「生霊を飛ばす」という表現が時々使われるので、そういう話かと思ったがそうでもない。その女性専用サイトには明らかに男が入り込んでいて嫌われているが(おれは書かない)、わざわざ女子だけの中へ紛れ込もうとする男の心情に通じるもののあるオチかとは思った。ただし面白くはない。
⑥コーヒーを含めた総称として「お茶」ということは自分もあるので、その点だけは彼氏に共感した。それより彼女が発言しようとする顔に結構注目してしまう。表情に影が差していたのが輝きに転じるのもいい。これは結構好きだ。
⑦川ゾンビと川テトラポッドと川河童(普通に河童)が語られる。何を探しているかわからない男が出たので、むかし読んだ夢に関わる非常に嫌な感じの怪談を思い出したがそれとは違っていた。二段階のひっくり返しは悪くなく、「めっちゃ恥ずかしい」の隣で時が止まったような男の顔も悪くない。これもいい方。
⑧普通に怪談。

見ていると変な方向に発想が飛ぶが、結果的には違っていたという感じの意外性はある。また音の使い方が特徴的と思うところもある。いかにも低予算だが面白いところもあり、時々ある低劣オムニバスホラーよりはよかった。
なお各話冒頭の「こんな悪夢を見た」は、どちらかというと夏目漱石「夢十夜」の「こんな夢を見た」から直接取ったものではないかと思った(8話しかないが)。最初から夢オチ宣言かと思ったが、副題で「醒めない」とすることで現実との連続性を確保する微妙な戦術らしい。
かっぱ堰さん [インターネット(邦画)] 5点(2021-01-09 13:54:13)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 4.50点
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100.00%
200.00%
300.00%
4150.00%
5150.00%
600.00%
700.00%
800.00%
900.00%
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