1.《ネタバレ》 人種や文化の違いを、兎や狐といった種の違いで表したズートピアに対し、火や水といったエレメントで表現した本作だが、そういう意味で新鮮さはなし。物語も、コメディタッチではあるがミステリーでもあった某作に対して、こちらは特にひねりのないラブストーリー&自己成長物語であって、意外性もやや欠けている。
火の世界に迫る水害の脅威も、何らかの陰謀や事件が背後にあったわけではなく、単なるインフラの劣化が原因だったと理解したのですが、もしかして何か見落としたかな??
ディズニーピクサーではお約束の、サブキャラクターの活躍も、今作では空気と土がその役割を与えられるべきであったのだが、インパクトが足りなかったかなあ。
あらゆる面で標準的な仕上がりだったと思います。
ちなみに、久しぶりに見た気がする本編前のショートムービーも、カール爺さんのその後が、ごくごくふつーに描かれていて、こちらもそれほどの驚きや感動がなかったような。それにしても、なぜ今更カール爺さん?!