1.《ネタバレ》 公開初日に観てきました。まず結論から言うと普通。別につまらないわけでもないけれど、それほど面白いわけでもない。なんでかっていう理由1つは、メインとなる3人のマーベルズそれぞれに、そこまで観客を魅了するオーラがない。キャプテン・マーベルは圧倒的なパワーはあるものの、キャロル個人としての葛藤や弱さみたいのが見えづらく、ヒーローの前に人としての魅力がやっぱり弱い。次にミズ・マーベル。彼女はこのチームにおいて最年少であり、騒がし屋、マスコットキャラ的位置づけであって、清涼剤でもある。テレビシリーズからスクリーンへデビューを果たしたわけだが、やっぱりまだ馴染みが薄い。どうしてもテレビな許容を抜け出せない。ただ女性版トム・ホランドの枠は担えそうなので、今後もっとスクリーンで大活躍してその存在感をアピールしていってほしい。どうやら「ヤングアベンジャーズ」も本格的に始動しそうだしね。最後はモニカ・ランボー。まずヒーロー名がないのと、申し訳ないけどやっぱり地味。どう見ても2番手、3番手の雰囲気。元々がサブキャラなわけだから当然ちゃ当然なんだけどね。
とまあ今作のメインキャラ3人がこんな感じなわけで、そこに持ってきて今回のビラン、ダー・ベン。はっきり言って魅力ゼロ。てか単純に自分の故郷の惑星を救おうとしているだけじゃん。それとバングル頼りの戦闘スタイルで彼女自身そこまで強いわけでもない。憎々しさがあまりないからビランとしては落第点。
そもそもの事の発端が、キャプテンマーベルがAIを破壊したことがが原因で内部戦争が起り、環境破壊となり惑星存続の危機になった。そして今にも太陽が燃え尽きようとしている。しかしその太陽をモニカの助言によってキャプテンマーベルの持つエネルギーで再稼働させ、めでたしめでたしとなるのだが、オイオイオイ!最初に、というか早く気付けよキャプテンマーベルさんよ!なんだかな~でした。
やっぱりこの映画、もはや一見さんお断りで、さらに言えばMCUマニアじゃなきゃ楽しめないものかもしれませんね。はい。
歌が言語の星は正直だだ滑り。悪趣味。てか結局どうなったのさ!海吸い上げられちゃって。
1本の単体作品としてはそこまでワクワクドキドキさせられることもなく、MCUの中の一つの通過作品でしかない。
3人が入れ替わるというギミックが、そこまで活かされているように見えなかったのは単に自分の集中力の欠如なのか、な?わからんけど。でもやっぱりわかりやすさも大事かとも思う。