2.ファミリー受けする要素を入れた代わりに、このシリーズ特有の持ち味が尽く消え失せてしまっているのは残念。一番残念だったのは肝心のキョンシー。俳優を白塗りにしただけじゃないか。動きも無駄にドタバタしてばかりで怖さも神秘性も無くなってしまっているのにはかなりがっかりした。あとカク教授らのキョンシーを巡る序盤のドタバタが長過ぎ(尺の三分の一)。尺の半分を過ぎたところでようやく登場の道士は今回は特にカッコいい見せ場も無いし、サモ・ハンが余興で思いついたという、ガス吸って動きが遅くなる云々の下りは映画のテンポそのものをノロくしてしまっているだけです。サモ・ハンよけいなことすんなよ。