2.《ネタバレ》 この映画ってほんとのお話を元にしてたんですね・・
この描き方はどうなのかなぁ・・
私は妖精というものは見たことがないので信じられませんが、
見ていなくても信じろというならば幽霊やあるいは宇宙人のほうが信じられそう。
見る人の趣味の問題もあるし特に日本人は妖怪とか精霊のほうがわかりやすい。
精霊も妖精も同じようなものだけれども・・宇宙人は絶対いると思う(信じています)
だから自分で言うのもなんだけれど、
妖精を信じている人は純粋で信じないから子供の心ではないというのも違うと。
ただ言えることは見たと言う人が信じればいいだけのことだと思います。
それを自分も見たい捕らえたいとか思う人がいるわけで、
環境を汚すことは目に見えているしそういうことはこの映画は描けているけど、
妖精の描き方が私には合いませんでした。
これではピーターパンのティンカーベルの団体ではないですか・・
夢は伝わりましたがあの舞う妖精の群れは最後だけでいいのでは・・
子供ふたりの夢で始まったのだからそれを中心にして、
最後には思いっきり舞わせて終わらせる・・
そのほうが感動できたかな・・
最後に出てくるおじさんはカメオ出演のM・ギブソンです。
ここまでするなら設定をクリスマスにしちゃってもいいし。
そのほうが映画としてひとつの美談となると思います。
あと感情移入が出来なかったのは母親役がイマイチだったこと。
フランシスは本当の主役ですからかわいいんですが・・
久しぶりに見たP・オトゥールはコナン・ドイル役ですが、
まあ彼の役の意味はわかりました。
この事件の作者でもあるドイルを出すことで現実味もあるし、
ちょっとした謎解きみたいなテンポもあります。
なぜか友人だったというH・カイテルの手品師はどうなんでしょうか。
彼の役はもしかしたら種明かしへの風刺かもしれませんね。
私はSFや神話が好きなんですが、
科学が解明されすぎると説明が誰でもつくようになるので、
ちょっと寂しいような気もします。
「ハーヴェイ」のような描き方は見えない妖精をうまく優しく表現した映画でした。
もし気になった方は白黒ですがぜひお勧めします。