4.《ネタバレ》 お目当て及び予備知識無しでの鑑賞。監督、主役二人に「これは良作かもしれない」物語の冒頭で「これは傑作サスペンスかもしれない」
異国情緒溢れるヴェネツィアに更に盛り上げられた期待が老姉妹の登場でフリーフォール。安物のオカルト話は凝った映像をもってしても白けるばかり。異様に長いベッドシーン(4~5分はあったか)は生々しさがAVとしては気品ある逸品なものの(ジュリー・クリスティがこのシーンを了承したのに仰天)物語での必然性を感じない話題作りに思えるものだった。
余談ながら、本作が英情報誌「Time Out London」が発表したイギリス映画のベスト100(100 best British films)で「第三の男」を抑えて1位に輝いたと言う事です。感じ方は人それぞれを思わされます。