ビフォア・ザ・レインのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ビフォア・ザ・レイン

[ビフォアザレイン]
Before The Rain
(Pred dozhdot / Пред дождот)
1994年北マケドニア上映時間:115分
平均点:5.27 / 10(Review 15人) (点数分布表示)
ドラマ戦争もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2020-07-25)【かっぱ堰】さん
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監督ミルチョ・マンチェフスキー
キャストカトリン・カートリッジ(女優)アン
ラデ・シェルベッジア(男優)アレキサンダー(アレックス)
フィリーダ・ロウ(女優)アンの母親
脚本ミルチョ・マンチェフスキー
製作サム・テイラー[製作]
配給大映
字幕翻訳太田直子
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5.《ネタバレ》 オムニバス3部構成。第1部は、海を背にした僻地に建てられた修道院を舞台にした話。第2部は、うってかわって、都会で写真誌の編集者として働くキャリアウーマンの話に。不意に襲う暴力の暴発しか共通点がないなと思ってたところ、第3部で、すべての話がつながるような構成です。イニャリトゥの「アモーレス・ペロス」に構成や雰囲気が似てるような気がしますが、本作の方が全然古いので、この手の作品としては先駆けだったのかも知れません。第3部でうまくつながって、なるほどと思う反面、第1部で目の色変えて少女を追っかけていたのに対して、第3部でいとも簡単に逃がしているなど違和感も残ります。日常の中の非日常をさりげなく切り出していると思うのですが、全体的に詰めが弱いというか。人の死が、印象に残ると言うより、逆に受け手を不感症にしてしまうようなところがあります。不意に訪れる理不尽な死のリアリティはあるのでしょうが、感情の方が追いつかず、あまり残らない感じです。
camusonさん [DVD(字幕)] 5点(2023-02-25 17:48:14)
4.《ネタバレ》 今でいう北マケドニア共和国の映画である。見えていた湖がオフリド湖とすればアルバニア国境に近い場所ということになる。
劇中で「500年の恨みを晴らす時だ」という台詞があったが、15世紀末に何があったのか部外者にはよくわからない。この辺はかつてイリュリア人(アルバニア人の祖先?)などが住んでいたところ、6~7世紀に北からスラブ人が押し寄せて、さらに東からブルガール人が攻めて来てブルガリアの一部になり、その後14世紀のうちにオスマン帝国に征服されてから19世紀まで大きな動きはなかった感じではないかと思うが(そんな簡単ではない?)、この地方で見れば何か500年前に大事件でもあったものか。
20世紀末に関していえば、マケドニアでは1991年のユーゴスラビアからの離脱はわりと平穏に行われたが、人口の約1/4を占めるアルバニア人の処遇には苦慮したらしい。映画の撮影は1993年とのことで、映像で見えた国連部隊が1992年12月から派遣されていた国連保護軍だとすると、当時の現地情勢と同時進行の映画だったことになる。実際はこの時期にマケドニアで大規模な騒乱はなかったようだが、その後は90年代末のコソボ紛争の影響もあって、2001年にはマケドニアでも紛争が起きたとのことで、現在ではマケドニア人とアルバニア人の連立政権という形で各民族に配慮した国家運営がなされているとのことである。

ところで劇中で印象的だったのは現地の村で、銃器や小物以外に近代を思わせるものがほとんど見えない。村中が知り合い、親戚だらけなのは非常に息苦しく、またカメの火刑とかネコへの執拗な銃撃を見ると、言っては悪いが地域社会の文明度が疑われる。いきなり復讐団ができたのは、紛争のせいというよりこの周辺(どちらかというとアルバニア側?)にあったという“血讐”の風習のせいではないのか。カメラマンの男がロンドンにいると野蛮人のようだが、地元ではジェントルに見えたというのも意図した対比と思われる。
物語としては循環構造だそうで、パート単位で並び順をずらしてあるほか、明らかな矛盾が生じている箇所がある。面倒くさいので厳密に考える気にはならないが、とりあえず人も社会も永遠に同じことを繰り返すのではなく、少しずついい方に向かうものだと一応期待したい。
ちなみにレストランで騒いだ男は、アイルランド人でないとすれば何人だったのか。どうも何かと不快な場面の多い映画だった。
かっぱ堰さん [DVD(字幕)] 5点(2020-08-29 08:25:04)
3.こういう映画は好きなんだけど、もっといいものがつくれたはずでは?と思ってしまう。
aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 5点(2014-08-20 01:54:07)
2.4部に分かれている変わった映画かな?ただ、何かが足りないように感じた。
ボバンさん 5点(2004-02-27 00:35:11)
1.この題材でこんな描き方なら、国際映画祭で賞はいただき。…そんな思惑が画面から透けて見える。確かに力のある映画作家だとは思うけど、こういう「野心作」は好きになれない。こんな見方こそが偏見でしょうか…。
やましんの巻さん 5点(2003-08-23 19:23:06)
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【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 5.27点
016.67%
100.00%
216.67%
300.00%
416.67%
5533.33%
6320.00%
7213.33%
8213.33%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 3.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
chart

【アカデミー賞 情報】

1994年 67回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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