1.《ネタバレ》 90年代初頭というと自分がめちゃくちゃ映画を観ていた時期なわけですが、しかしこの映画は存在すら知りませんでした。
当時はネットもほとんどなかったし、日本で公開されない映画の存在なんか知る方法すらなかったんですよね。
で、まぁ今回アマゾンにあったからちょっと観てみたわけですが、撮影された時代を考えてもストーリーとか演出が古いんですよね。
調べると64年の映画の焼き直しなんだとか。あぁなるほど…という感じです。
男性が女性になる(あるいはその逆)の話はテーマ的に面白いのでたまにあるわけですが、この映画に関してはステレオタイプな男性像女性像の表面をなぞっただけに終わってる感があり、テーマの掘り下げは今一つ。
そして妊娠したところでオチが読めるわけですが、そのオチ自体が安直でありがちな逃げにしか見えないのもまたまた微妙。
あれこれドタバタしてるわりに途中の話もそれほど面白いわけでもなく、まぁ当時日本で公開でがスルーされたのもしょうがないかな…と思える小品です。
なぜか日本の映画サイトだとこの映画の平均点がやや高めなんですが、IMdbだと5.8。
これはIMdbの点数がただしいんじゃないの…と個人的には思う次第です。