1.中国の封建時代から近代への変わり目を、二人の女性を通して描いた歴史ドラマ。近代的な自立した女性・ランの視点で、封建制の犠牲となった女性・ジェイドの物語を綴っていく。「紅夢」でも第三婦人(だったっけ?)は元歌手でしたけど、宮澤里惠演じるジェイドも元歌手の第五夫人。宴のシーンでは雅やかな彼女の歌(もちろん吹替え)と舞を楽しめます。しかし、没落していく貴族、そしてその犠牲となった女性の悲哀がテーマだったんでしょうけど、終盤になって主人公がジェイドからランに代わってしまった様に見えるのが私には引っかかりました。全く立場が違うものの、何故か惹かれ合う二人の女性の対比という着眼点は面白かったと思いますが、その所為で、結果的に中途半端な物語になってしまった様です、5点献上。