さすらいのカウボーイのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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さすらいのカウボーイ

[サスライノカウボーイ]
The Hired Hand
1971年上映時間:91分
平均点:6.13 / 10(Review 15人) (点数分布表示)
公開開始日(1972-03-11)
ドラマウエスタン
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タイトル情報更新(2021-03-22)【Olias】さん
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監督ピーター・フォンダ
助監督ハワード・W・コッチ・Jr
キャストピーター・フォンダ(男優)コリングス
ウォーレン・オーツ(男優)ハリス
ヴァーナ・ブルーム(女優)ハンナ
セヴァン・ダーデン(男優)マクベイ
ラリー・ハグマン(男優)保安官(ノンクレジット)
脚本アラン・シャープ
音楽ブルース・ラングホーン
撮影ヴィルモス・ジグモンド
製作ウィリアム・ヘイワード〔製作〕
ユニバーサル・ピクチャーズ
配給CIC
美術ローレンス・G・ポール(プロダクション・デザイン&美術監督)
録音リチャード・ポートマン
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4.《ネタバレ》 “The Hired Hand”『使用人』…いや解るよ?解るけど、それタイトルにする?
太陽光を受けてキラキラした水面と、水浴びしたり釣りしたり、遊んでるわけじゃないんだろうけど、少なくともきちんと定職についてない3人組。そこに流れるヒッピー・ムーブメントを感じさせる気怠い音楽。
普通にイメージする西部劇とは何か違う。初っ端、溺死した少女が川を流れてくるのなんて、この映画のその後の、どこに繋がるんだろう???

「3人で西海岸行こうぜ!」「カリフォルニアだぁ!ハッハッハ!」「…やだ」「…え?」「お家帰る」「えっ!?」7年も放浪して、時間の無駄だったと思い立って、今さらながら捨ててきた女房のもとに帰るハリー。それに付き合うアーチ、彼とはもう女房より長い付き合い。
夫は死んだものとされている女房ハンナの家で『使用人』として働く2人。「ハンナは『使用人』とも寝るんだぜ?良かったな!ハハハ!」街で誹謗中傷を聞き激怒する2人。ピュアな男たちと現実的な女。あの当時の女だって、いくら西部開拓時代とはいえ、一方的に出て行った夫をいつまでも待っているほど優しい世界じゃない。

「俺やっぱ海見てくるわ」アーチが選んだ男のロマン。「彼を助けたら戻ります」「最初から計画してたんだろ?あんた絶対戻らないわ」ハンナはハリーが心の奥底で、アーチを追い駆けたい気持ちを察していたんだろうな。
最後、アーチの腕の中で、ハリーはやっと、追い求めていた自由を手に入れる…そういう解釈でいいのかな?
男2人の友情。その2人の終着点の違い。オートバイでフロリダを目指したイージーライダーと、馬でカリフォルニアを目指した本作って、敢えて対になるように創ったのかも。
K&Kさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2024-10-22 23:12:56)
3.《ネタバレ》 自由を求めて妻子を7年ホッタラカシたかと思えば、放浪生活が空しくなり平穏な家庭を求めて帰ってきて地道な暮らしをしてマジメに働くのかと思えば、男の友情のために決闘しに行って死んでしまうという、寅さんの劣化版みたいな芯のないフラフラした男と、トコトン現実主義な女という、まあ極度にステレオタイプ化された男女の価値観の違いを表現。夫の不在中、大人しく待ってるわけでもなく使用人とは次々とデキちゃうし、夫が出て行くときも黙って見送るのではなく毒舌吐くのがアメリカらしいというか、日本映画ではありえない妻像というか。娘はカワイイんだけど妻が不細工なのが難点。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-09-23 12:43:29)
2.《ネタバレ》 映像がどこか懐かしく詩的でとても美しく、引き込まれました。
そして美術関係がかなりリアルで、アメリカの古典的な西部劇やマカロニウエスタンとはまた違った開拓時代のリアリティが感じられます。
ハンナがコリングス、というより「男の勝手気ままさ」そのものを憎悪しており、コリングスが旅先で知り合ったおっさん(ハリス)を浮気相手呼ばわりするところなんか、女の情念を感じます。コリングスが浮気した相手は「自由」であり「さすらい」なわけですね。コリングスとの平穏な暮らしの邪魔になるハリスを、決して悪い人間じゃないと分かりつつも、さっさといなくなって欲しいと強く願うところとか、何かリアルだな~と。
只、クライマックスで決着を付けるべき相手が只の小悪党過ぎてそこがちょっと減点。まあ、リアリティを追求するならばあの程度の小競り合いで丁度良いのかもしれませんが。
J.J.フォーラムさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-08-30 21:24:21)
1.《ネタバレ》 タイトルからどんな孤高のカウボーイ戦士が登場するのかと思ったら、前半は本当にほとんどたださすらっているだけだった。しかも、その2人組の会話が、いちいち希望がなくてチマチマしているのが、逆に妙にリアルだったりする。ヒーロー的な活躍はまったくなし、そうかこの作品は71年作だったんだな。後半はかつての居宅に帰り着くのですが、何とそのまんま使用人として地道に真面目に働いている。娘との関係も、正体が分かって感動の対面、なんてことはない。最後も盛り上がると見せかけてあっさり風味。映画というよりも、一編の詩篇を見せられているような感じです。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-08-19 00:18:15)
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【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 6.13点
000.00%
100.00%
200.00%
3213.33%
416.67%
5426.67%
600.00%
7320.00%
8426.67%
916.67%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review2人
5 感泣評価 7.00点 Review1人
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